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view 〝光のハート〟 復活 熊本・美里町の二俣橋

自然・風景

view 〝光のハート〟 復活 熊本・美里町の二俣橋

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石橋を照らす陽光がハートを形作る。熊本地震後は見ることのできなかった風景が二俣福良渡の復旧とともに蘇った =熊本県美里町(桐山弘太撮影) 石橋を照らす陽光がハートを形作る。熊本地震後は見ることのできなかった風景が二俣福良渡の復旧とともに蘇った =熊本県美里町(桐山弘太撮影)
二俣橋は川の合流点でL字型に連なる全国でも珍しい双子橋。二俣福良渡(左)の壁石が熊本地震で崩れてしまった =熊本県美里町(桐山弘太撮影)
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二俣橋は川の合流点でL字型に連なる全国でも珍しい双子橋。二俣福良渡(左)の壁石が熊本地震で崩れてしまった =熊本県美里町(桐山弘太撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 アーチに陽光が差し込むと、川面に映る影がハート形を浮かび上がらせた。熊本県美里町にある2本の石橋からなる二俣(ふたまた)橋は「恋人の聖地」としてカップルに人気がある。

 川の合流地点にあり、二つの橋がL字型に連なる。約190年前の江戸末期に造られ、二俣福良渡(ふくらわたし)(27メートル)と二俣渡(28メートル)という双子の橋。壁石はごつごつと素朴な印象だ。

ハートの見える石橋として「恋人の聖地」に登録されている =熊本県美里町(桐山弘太撮影)
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ハートの見える石橋として「恋人の聖地」に登録されている =熊本県美里町(桐山弘太撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 光のハートが楽しめるのは、太陽の角度が低い10月から2月までの5カ月間。正午ごろまでの約30分間だけという。

 ハート形が世に出るきっかけは偶然の産物だった。平成19年の豪雨で崩れた二俣渡の修復と護岸工事の後、「ふたまたなのにハートが見える」とSNSで話題になった。23年には静岡市のNPO法人が「恋人の聖地」に認定。カップルや写真愛好家が年間約千人も訪れる名所になった。

 しかし、昨年4月の熊本地震で二俣福良渡の壁石が崩落。ハートを形作る二俣渡は無事だったが、人気の光景を見られない状況が続いた。二俣福良渡は今年1月から石を積み直して10月末に修復が完了、同時に「光のハート」も復活した。

ハートの見える石橋として「恋人の聖地」に登録されている =熊本県美里町(桐山弘太撮影)
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ハートの見える石橋として「恋人の聖地」に登録されている =熊本県美里町(桐山弘太撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 京都府長岡京市から新婚旅行で訪れた夫婦は「いい時期に来ることができて幸運です。年賀状に使えるかもね」とハートの形を背景に笑顔で記念写真を撮っていた。

 地震から復旧した歴史ある石橋の上で、光が生み出す柔らかなハート形を眺めると、穏やかな気持ちになった。(写真報道局 桐山弘太)

 

 

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