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【News撮】城に寄り添うレトロモダン ミライザ大阪城

遺跡・建造物

【News撮】城に寄り添うレトロモダン ミライザ大阪城

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内覧会でライトアップされたミライザ大阪城の屋上。来春、本格開放される=大阪市中央区(沢野貴信撮影) 内覧会でライトアップされたミライザ大阪城の屋上。来春、本格開放される=大阪市中央区(沢野貴信撮影)
市立博物館当時の手すりや照明が残る=大阪市中央区(沢野貴信撮影)
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市立博物館当時の手すりや照明が残る=大阪市中央区(沢野貴信撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 大阪城をバックに、新郎新婦がバージンロードを進み、大勢のゲストが祝福の言葉を投げかける。夜になるとライトアップされた天守閣が浮かび、幻想的な雰囲気が楽しめる。

 10月にオープンした、大阪城公園の商業施設「ミライザ大阪城」だ。昭和6年に市民の寄付などで建設された「旧陸軍第4師団司令部庁舎」を改装、1~3階に飲食店や宴会場を作り、屋上を公開、結婚式などに利用できるようにした。

 赤レンガと石造りの重厚な建物は、戦後は大阪府警本部となり、35年からは大阪市立博物館として活用されたが、平成13年に閉館したあとは、野ざらし状態に…。

レンガや石積みが印象的な外観=大阪市中央区(沢野貴信撮影)
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レンガや石積みが印象的な外観=大阪市中央区(沢野貴信撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 隣接する、大阪城天守閣の入館者数は、累計で1億人を突破する人気ぶり。昨年度の入館者数は255万人と、1年間の入館者数として過去最高を更新した。

 中でも目立つのが外国人観光客だ。天守閣の周辺は、中国語や韓国語、英語が飛び交い、日本とは思えない空気が広がる。

外国人観光客が行き交う大阪城公園=大阪市中央区(沢野貴信撮影)
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外国人観光客が行き交う大阪城公園=大阪市中央区(沢野貴信撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 とはいえ、午前中は大阪城公園を散策、午後はミナミで買い物ツアー。そんな定番ルートでは、人は増えてもお金は落ちない。

 どうせならインバウンド効果を取り込み、お金が入れば一石二鳥。公園の管理する「大阪城パークマネジメント共同事業体」は、旧庁舎を約18億円かけて商業施設に改装、昭和の趣はそのままに、土産物店やレストラン、宴会場を整備した。

ミライザ大阪の内部=大阪市中央区(沢野貴信撮影)
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 建物に入ると、赤いカーペットが敷かれた大階段がお出迎え。石造りの欄干(らんかん)や重厚な手すり、華麗なステンドグラス。廊下を見渡せば天井にアーチが連なり、昭和にタイムスリップしたかのようだ。

 かつての「貴賓室」はカフェに、「師団長室」は商談スペースに生まれ変わり、イタリアンレストランやフランス料理で贅沢(ぜいたく)な時間が味わえる。

 階段をさらに上ると、初めて開放された屋上が広がる。11月末には準備のため、一端閉鎖されるが、来春にはバーベキュー場がオープンする予定だ。

 80年余りの歴史を重ねた建築が生み出す新たな魅力に目が離せない。(写真報道局 沢野貴信)

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