産経フォト

地球史に「チバニアン」 国際学会の審査通過 磁気逆転のデータ明瞭

ニュース

地球史に「チバニアン」 国際学会の審査通過 磁気逆転のデータ明瞭

更新 sty1711130017
 「チバニアン」のもとになった千葉県市原市の地層=4月  「チバニアン」のもとになった千葉県市原市の地層=4月
 「チバニアン」のもとになった千葉県市原市の地層=2016年3月
画像を拡大する
 「チバニアン」のもとになった千葉県市原市の地層=2016年3月フルスクリーンで見る 閉じる

 国立極地研究所は13日、地球の歴史のうち約77万~12万6千年前を「チバニアン(千葉時代)」と名付けるための申請が、国際学会での1次審査を通過したと発表した。審査は続くが、結論が覆った前例はほとんどなく、地質年代に初めて日本にちなんだ名称が付く見通しとなった。
 ほかに、イタリアの二つの地層にちなんだ命名も申請されていた。
 46億年に及ぶ地球の歴史は、地層中の化石などから決める地質年代で分ける。恐竜が繁栄した「ジュラ紀」や「白亜紀」などがある。

地球の磁気が南北で逆転 明瞭に確認

 茨城大や極地研の研究者らは6月、千葉県市原市で見つかった地層が、この時代の境界を示す代表的な地層の「国際標準模式地」にふさわしいとして、国際地質科学連合に申請し審査を受けていた。

 約77万年前は、地球の磁気が南北で逆転する現象が最後に起きたことで知られる。イタリアの地層はこの現象を示すデータが不十分だったのに対し、千葉県の地層には鉱物などに良好な状態で残っており、明瞭に確認できることが評価されたとみられる。

 この地層はかつて海底にあったころに積もり、その後に盛り上がって陸地になり、市原市を流れる養老川沿いの崖に現れている。

 正式に決まれば、77万~12万6千年前がチバニアンと命名される。

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング