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カタルーニャ「独立」保留 賛成派「祝福したかったのに、残念だ」

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カタルーニャ「独立」保留 賛成派「祝福したかったのに、残念だ」

更新 sty1710110004
 10日、スペイン・カタルーニャ自治州の州都バルセロナで、州首相の演説を屋外のスクリーンで見守る独立派の人々(ゲッティ=共同)  10日、スペイン・カタルーニャ自治州の州都バルセロナで、州首相の演説を屋外のスクリーンで見守る独立派の人々(ゲッティ=共同)
 10日、スペインのカタルーニャ自治州議会で独立宣言に署名するプチデモン州首相(ロイター)
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 10日、スペインのカタルーニャ自治州議会で独立宣言に署名するプチデモン州首相(ロイター)フルスクリーンで見る 閉じる

 スペイン北東部カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)の独立問題で、プチデモン州首相は10日、州議会で演説し「共和国として独立宣言する。ただし宣言の効力を凍結する」と述べた。対立激化を避けるため「中央政府との対話期間を数週間設ける」として、改めて国際的な調停などを求めたが、具体的な日程は示さなかった。
 スペインの憲法裁判所が違憲と判断した1日の住民投票を基に一方的な独立宣言に踏み切れば、中央政府が自治権停止などの強硬措置を取る可能性が指摘されていた。演説を聴くため、バルセロナの広場に集まった住民には曖昧な内容に困惑が広がった。
 州議会はプチデモン氏の方針を承認。同氏は「独立宣言」「効力凍結」を明記した文書に署名した。

先見通せず、膨らむ不安

 「独立を祝福したかったのに、残念だ」。スペイン北東部カタルーニャ自治州のプチデモン州首相が10日「独立」を保留する考えを表明すると、議会周辺に集まった独立派の市民らはその真意を測りかねたのか、複雑な表情を浮かべた。今後の動きは不透明なままで「生活はどうなるのか」と不安を口にした。

 10日、スペインのカタルーニャ自治州議会で演説するプチデモン州首相(ゲッティ=共同)
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 独立派の市民らは州都バルセロナの州議会近くの一角に集結し、赤と黄色のしま模様のカタルーニャ旗を掲げて独立宣言を待ちわびた。大型スクリーンで演説を見守る中、プチデモン氏が独立の権利獲得を強調しながらも「独立宣言の効力を凍結する」と表明すると、すぐにその場を去る人も目立った。
 住民投票で賛成票を投じた音楽家は「今夜は独立を祝うお祭りのはずだったのに」と肩を落とした。ただ、中央政府や欧州連合が独立阻止の圧力を強め、経済損失も懸念される中で「中途半端な宣言となったのは仕方がない。州政府を信じて独立実現の日を待つ」と話した。(共同)

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