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キビの料理跡?世界初検出 韓国出土の土器分析

遺跡・建造物

キビの料理跡?世界初検出 韓国出土の土器分析

更新 sty1709050016
キビの化合物が検出された土器片(庄田慎矢奈良文化財研究所主任研究員提供) キビの化合物が検出された土器片(庄田慎矢奈良文化財研究所主任研究員提供)
土器の破片から粉末を採取する作業(庄田慎矢奈良文化財研究所主任研究員提供)
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土器の破片から粉末を採取する作業(庄田慎矢奈良文化財研究所主任研究員提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 韓国・麻田里遺跡(紀元前8~同6世紀ごろ)で出土した土器から、キビが加熱調理されたことを示す化合物が見つかり、奈良文化財研究所の庄田慎矢主任研究員と英ヨーク大などのチームが5日までに明らかにした。日本国内で、キビが土器にお焦げの状態で付着していた例はあるが、抽出した脂質から化合物を検出する方法で加熱調理が判明するのは世界初という。
 同様の手法で、キビ以外の植物や肉、魚、乳製品などの食用化の歴史も明らかにできる可能性がある。
 人類の重要な食料だったキビは中国北部で栽培が始まったとされるが、遺跡で古代のキビが見つかるのはまれで、従来の考古学の手法では、調理されたことまで裏付けるのは困難だった。
 チームは年代特定がしやすく、調理や貯蔵に用いたと推定できる鉢やつぼに着目。麻田里遺跡で出土した破片15点から粉末を採取し、残存する有機物の脂質を特殊な機械で解析した。

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