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由義寺の資材運搬運河か 道鏡ゆかり、幅20m

遺跡・建造物

由義寺の資材運搬運河か 道鏡ゆかり、幅20m

更新 sty1708160018
東弓削遺跡で見つかった柱穴の跡=大阪府八尾市(同市文化財調査研究会提供) 東弓削遺跡で見つかった柱穴の跡=大阪府八尾市(同市文化財調査研究会提供)
東弓削遺跡で見つかった人工の水路跡=大阪府八尾市(同市文化財調査研究会提供)
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東弓削遺跡で見つかった人工の水路跡=大阪府八尾市(同市文化財調査研究会提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 奈良時代の女帝称徳天皇と僧道鏡が建てた由義寺跡とみられる東弓削遺跡(大阪府八尾市)で、人工の水路や柱穴の跡が見つかり16日、市文化財調査研究会が発表した。
 水路跡は幅約16~20メートル、深さ約1メートルで、掘削跡から人工的に掘ったと判断。計約70メートル分を確認した。近くの川から引き込み、全長約600メートルで「く」の字形だったと推測できるという。
 称徳天皇は769年、寺の近くに離宮「由義宮」も造営したといい、東京学芸大の木下正史名誉教授(考古学)は「(水路は)由義寺や付近にあった由義宮の資材を運ぶための人工運河の可能性が高い」としている。
 柱穴から建物は、5、6棟はあったといい、奈良時代の由義宮に関わる建物跡の可能性があるという。
 昨年9月、遺跡で由義寺のものとみられる瓦が大量に見つかり、今年2月には推定60~70メートルの七重塔が立っていた可能性がある基壇が発見された。

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