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古式捕鯨、勇壮に再現 山口・長門の通地区

伝統・文化

古式捕鯨、勇壮に再現 山口・長門の通地区

更新 sty1707160009
「通くじら祭り」で、船を塗装などして仕立てた「ナガスクジラ」と漁師たち=16日午後、山口県長門市 「通くじら祭り」で、船を塗装などして仕立てた「ナガスクジラ」と漁師たち=16日午後、山口県長門市
「通くじら祭り」で、船を塗装などして仕立てた「ナガスクジラ」を仕留めた漁師たち=16日午後、山口県長門市
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「通くじら祭り」で、船を塗装などして仕立てた「ナガスクジラ」を仕留めた漁師たち=16日午後、山口県長門市フルスクリーンで見る 閉じる

 江戸時代から明治時代にかけ、捕鯨基地として栄えた山口県長門市の通地区の港で16日、勇壮な古式捕鯨を再現する「通くじら祭り」があった。4隻の勢子船に乗り込んだ赤いふんどし姿の漁師たちが「わっしょい」「うおー」と雄たけびを上げて網ともりを操った。
 正午すぎ、のろしが上がったのを見た子どもたちが「クジラが来たぞ」と叫び、約35人が4隻の手こぎ船で出港。船を塗装するなどして仕立てた全長13.5メートルの「ナガスクジラ」を追い込んで網をかけ、背中をもりで突いて仕留めた。血潮が高く噴き出す演出に、大きな歓声が上がった。通地区の捕鯨は、江戸時代に「通鯨組」として毛利藩の保護を受け発展した。創業に貢献した「早川家」の18代目で、長門市くじら資料館館長の早川義勝さん(76)は「かつて捕ったクジラは今でも弔い続けている。生きていくための文化だった通の捕鯨を今後も伝えていきたい」と話した。

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