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津波の恐怖、伝える人形 祖母失った雑貨店主制作

東日本大震災

津波の恐怖、伝える人形 祖母失った雑貨店主制作

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 東日本大震災の津波に襲われる人や町をモチーフに制作したロシア人形マトリョーシカ  東日本大震災の津波に襲われる人や町をモチーフに制作したロシア人形マトリョーシカ
 東日本大震災の津波に襲われる人や町をモチーフにしたマトリョーシカ人形と、制作した菅野佳奈子さん=3月8日、岩手県陸前高田市
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 東日本大震災の津波に襲われる人や町をモチーフにしたマトリョーシカ人形と、制作した菅野佳奈子さん=3月8日、岩手県陸前高田市フルスクリーンで見る 閉じる

 岩手県陸前高田市の仮設商店街にある雑貨店「Laugh」が、東日本大震災の津波に襲われる人や町をモチーフにしたロシア人形マトリョーシカを販売している。震災の恐怖や教訓を伝え残し、防災意識を持ってもらおうと制作した。

 卵形で4個組のマトリョーシカは、一番大きなもので高さ10センチ、幅7・5センチ。黒い波が人や町をのみ込んでいく様子を、大きな黒い人形に白い渦を描いて表現する。一番小さな人形だけ白く、新しい命や震災後の再生をイメージした。

 制作した店長の菅野佳奈子さん(30)は、同市気仙町出身。震災の津波で実家が全壊し、祖母が犠牲になった。あの痛みと悲しみを忘れてはいけないとの思いを込めて、1年前から制作。「部屋の中でふと人形を目にしたときに、防災や命の尊さを思い出してもらいたい」と話している。

 人形は4個組で8640円。店頭や同店のホームページで購入できる。

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