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今年の一円電車運行スタート 養父・旧明延鉱山

鉄道

今年の一円電車運行スタート 養父・旧明延鉱山

更新 sty1704100009
今年度の運行が始まった「一円電車」 左奥は富山県の立山砂防軌道から新たに導入した予備のディーゼル機関車 =9日午後、兵庫県養父市(奥清博撮影) 今年度の運行が始まった「一円電車」 左奥は富山県の立山砂防軌道から新たに導入した予備のディーゼル機関車 =9日午後、兵庫県養父市(奥清博撮影)

 兵庫県養父市で町おこしのため“復活”した鉱山鉄道の平成29年度の運行が9日始まり、多くの親子連れらがトロッコ客車の体験乗車を楽しんだ。

 かつてスズが産出した旧明延(あけのべ)鉱山で運行されていた鉱石運搬用のトロッコ軌道を利用。運賃が1円だったことから「一円電車」の愛称で呼ばれた。

 昭和62年の閉山を前に廃止されたが、過疎化と高齢化の進む養父市の明延地区の地域おこしのため体験乗車の計画が浮上。平成23年に市内に70メートルの常設線路を敷き、残っていた客車と蓄電池式の機関車で毎年4月から11月まで原則月1度、乗車会を開催してきた。

 今年度からは運行日を増やし、ゴールデンウイークや夏休みに合わせた運行も予定されている。また、富山県の国土交通省立山砂防工事専用軌道から廃車になったディーゼル機関車1両を市が新たに取得。線路を約10メートル延伸したほか、車庫を新設して蓄電池式機関車の予備車として導入した。

 この日は午前10時の運行開始から午後3時までに183人が乗車し、昔ながらのトロッコ客車を楽しんだ。また、ディーゼル機関車のお披露目された。

 実行委員会の小林史朗会長は「運行日の増加は周囲からの要望とともにボランティア運転手に運転機会を増やし経験を積ませる目的もあります。立山からの予備車はトロッコファンの集客と将来目指している旧トロッコ軌道での本格運行へ向けた布石でもあります」と意気込んだ。 (写真報道局 奥清博)

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