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「東京おでかけ日和」新選組のふるさと日野 若き日に剣術の腕磨く

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「東京おでかけ日和」新選組のふるさと日野 若き日に剣術の腕磨く

更新 sty1703120001
 「新選組のふるさと歴史館」の館内=東京都日野市  「新選組のふるさと歴史館」の館内=東京都日野市
 土方歳三の菩提寺の高幡不動尊=東京都日野市
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 土方歳三の菩提寺の高幡不動尊=東京都日野市フルスクリーンで見る 閉じる

 幕末の京都で尊王攘夷派を襲撃した池田屋事件などで知られる新選組。甲州道中(街道)の宿場町だった東京都日野市は、新選組のふるさとをうたう。新選組副長の土方歳三が生まれ、局長の近藤勇や一番隊隊長の沖田総司らが若き日に剣術の腕を磨いた。新選組の足跡を訪ねた。

 高幡不動尊の境内に立つ土方歳三の像=東京都日野市
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 高幡不動尊の境内に立つ土方歳三の像=東京都日野市フルスクリーンで見る 閉じる

 京王線の高幡不動駅から参道を抜けると、土方の菩提寺の高幡不動尊だ。入り口には室町時代に造られた仁王門が立つ。鎌倉時代の不動堂は東京都最古の文化財建造物。これらは重要文化財だ。重量が約1・1トンという重文の丈六不動三尊が安置された奥殿には、土方の書簡や隊旗など貴重な資料が展示されている。
 境内には土方の像があり、近くには、近藤と土方の碑。新選組は明治維新後、賊軍扱いされたため、碑の建立は、明治も20年余りがたってからのことだった。

 佐藤彦五郎が眠る大昌寺=東京都日野市
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 佐藤彦五郎が眠る大昌寺=東京都日野市フルスクリーンで見る 閉じる

 JR日野駅から甲州街道を東へ約7分歩くと、日野宿本陣だ。都内で唯一残る江戸時代に築造された本陣で、名主の佐藤彦五郎の自宅でもあった。佐藤が開いた天然理心流の道場に、近藤や土方、沖田らが通った。高幡不動尊に近藤と土方の碑を建てる上で、中心的な役割を果たしたのも佐藤だった。佐藤は近くの大昌寺に眠っている。

 東京都日野市で毎年5月に開かれる「ひの新選組まつり」(井上ひろしさん撮影)
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 東京都日野市で毎年5月に開かれる「ひの新選組まつり」(井上ひろしさん撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 江戸に近い幕府領のこの地の人々には、幕府への親近感があったという。「多摩の米蔵」ともいわれた宿場町で、盗賊などから命や財産を守るため、武術を習う農民もいた。農民出身の近藤や土方も剣術を学び、幕府のために戦う道を選んだ。

日野市周辺の略図 ©産経フォト・柴野犬子
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日野市周辺の略図 ©産経フォト・柴野犬子フルスクリーンで見る 閉じる

 日野市役所近くの「新選組のふるさと歴史館」は、新選組の資料を展示している。隊士などに扮して記念撮影も楽しめる。天然理心流のコーナーでは、この流派で使う、太くて重い木刀に触れることができる。
 【メモ】新選組の装束の一行が日野市内をパレードする「ひの新選組まつり」が毎年5月に開かれる。

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