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井伊直虎、実は男だった!? 古文書「雑秘説写記」に「甥」の記述

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井伊直虎、実は男だった!? 古文書「雑秘説写記」に「甥」の記述

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【井伊次郎直虎に関する新史料発見】井伊次郎直虎が女性ではなく全く別の男性であることが記述されている井伊家秘密史料(1)(後ろから6行目、指さし部分に平仮名で「おい(甥)」と書かれている)=10日、京都市東山区(寺口純平撮影) 【井伊次郎直虎に関する新史料発見】井伊次郎直虎が女性ではなく全く別の男性であることが記述されている井伊家秘密史料(1)(後ろから6行目、指さし部分に平仮名で「おい(甥)」と書かれている)=10日、京都市東山区(寺口純平撮影)
【井伊次郎直虎に関する新史料発見】井伊次郎直虎が女性ではなく全く別の男性であることが記述されている井伊家秘密史料(参考用解説文)(1)「伊井谷はにいの殿おい(甥)にて候い(井)の次郎~」と書かれている=10日、京都市東山区(寺口純平撮影)
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【井伊次郎直虎に関する新史料発見】井伊次郎直虎が女性ではなく全く別の男性であることが記述されている井伊家秘密史料(参考用解説文)(1)「伊井谷はにいの殿おい(甥)にて候い(井)の次郎~」と書かれている=10日、京都市東山区(寺口純平撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 戦国時代が舞台となる来年1月のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公・井伊直虎について、井伊美術館(京都市東山区)は14日、井伊家が所有する古文書に「井伊直虎」を男子とする記述が見つかったと発表した。直虎は別の文書から女性とされてきたが、もともと史料に乏しいこともあり、同美術館は「もしかしたら直虎は男だったかもしれない。今後、さらに研究が進んでほしい」としている。

【井伊次郎直虎に関する新史料発見】井伊次郎直虎が女性ではなく全く別の男性であることが記述されている井伊家秘密史料=10日、京都市東山区(寺口純平撮影)
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【井伊次郎直虎に関する新史料発見】井伊次郎直虎が女性ではなく全く別の男性であることが記述されている井伊家秘密史料=10日、京都市東山区(寺口純平撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 同美術館によると、古文書は、直虎を補佐していた今川家の武将、新野左馬助親矩(にいのさまのすけちかのり)の娘らから、彦根藩(井伊家)の家老(左馬助の孫)が寛永17(1640)年に聞き書きし、子孫が約100年後にまとめた『雑秘説写記(ざつひせっしゃき)』。「(領地は)新野殿のおいの井伊次郎殿に与えられた」「関口越後守氏経(うじつね)の子が井伊次郎」とあるのが見つかった。

 過去には、関口氏経と次郎直虎の連署がある書状も見つかっていたことも合わせ、井伊直虎が男子だった可能性があるとした。

 ただ、ここには「井伊次郎(直虎)」が井伊家の当主だったかどうかなどは触れられていなかった。

【井伊次郎直虎に関する新史料発見】井伊次郎直虎が女性ではなく全く別の男性であることが記述されている井伊家秘密史料を発見し、会見する井伊美術館館長の井伊達夫氏(左)と京都女子大文学部の母利美和教授=10日、京都市東山区(寺口純平撮影)
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【井伊次郎直虎に関する新史料発見】井伊次郎直虎が女性ではなく全く別の男性であることが記述されている井伊家秘密史料を発見し、会見する井伊美術館館長の井伊達夫氏(左)と京都女子大文学部の母利美和教授=10日、京都市東山区(寺口純平撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 これまで直虎については、江戸時代中期に龍潭寺(りょうたんじ)(浜松市)の和尚が記した『井伊家伝記』で、度重なる当主の戦死などで幼い男子しか残らず、その後見人として井伊直盛の一人娘の「次郎法師」が「井伊直虎」と名乗って井伊家を救ったとの内容が、記されている。

 京都女子大の母利(もり)美和教授(日本近世史)は「史料が極めて少ない直虎の研究に、新たな進展を示すことになる発見」とした。

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