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「泊まれる本屋」京都・祇園に2日オープン

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「泊まれる本屋」京都・祇園に2日オープン

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泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 京都店」。宿泊スペースは本棚の裏、押し入れ感覚で楽しめる =京都市東山区(前川純一郎撮影) 泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 京都店」。宿泊スペースは本棚の裏、押し入れ感覚で楽しめる =京都市東山区(前川純一郎撮影)
泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 京都店」。寝ながらにして京都の町並みを眺めるスペースもある =京都市東山区(前川純一郎撮影)
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泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 京都店」。寝ながらにして京都の町並みを眺めるスペースもある =京都市東山区(前川純一郎撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 本に囲まれて眠りたい-。本好きの夢をかなえてくれる宿泊施設が12月2日、京都・祇園に誕生する。「泊まれる本屋」をコンセプトにした「BOOK AND BED TOKYO」京都店。3千冊以上の本と20床のベッドを備え、本棚の中で寝るようなしつらえだ。1年前に開業した東京店は「珍しい経験ができる」と外国人観光客や女性客らに人気で、なかなか予約が取れないほど。運営会社は「京都随一の名所で、気に入った本を読みながら眠りに落ちるという幸せな時間を提供したい」という。(木ノ下めぐみ)

泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 京都店」。大きな窓からは京都の町並みを楽しむことができる =京都市東山区(前川純一郎撮影)
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泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 京都店」。大きな窓からは京都の町並みを楽しむことができる =京都市東山区(前川純一郎撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 京都の中心部、京阪電鉄・祇園四条駅から徒歩1分の雑居ビル9階。フロアの中心部にはベッドを囲うように木製の大きな本棚が据えられ、選書のセンスの良さで知られる書店「恵文社一乗寺店」(京都市左京区)が選んだ小説や漫画、写真集、哲学書、ガイド本など幅広いジャンルの約3300冊がそろう。宿泊客はソファでゆったりとくつろぎながら本を読め、寝るときには本棚をくぐってベッドに入るという趣向だ。

ビールやパジャマなどのグッズも販売されている =京都市東山区(前川純一郎撮影)
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ビールやパジャマなどのグッズも販売されている =京都市東山区(前川純一郎撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 不動産仲介を手がける「アールストア」(東京都)が運営し、昨年11月にオープンした東京・池袋に次ぐ2店目。カプセルホテルなどと同じ「簡易宿所」で、カーテンで仕切られた部屋は照明器具とコンセントなどがあるだけのシンプルな空間だが、同社広報部長の力丸聡さん(35)は「子供の頃、自分だけの空間として楽しんだ押し入れの中にいるようだと好評です」と笑顔を見せる。

 「泊まれる本屋」のアイデアは力丸さんが昨春、ホテルのバーで友人と酒を酌み交わしているとき、「この楽しい時間のまま眠ってしまえたら」と思ったことをきっかけに生まれた。新たなホテルビジネスを模索していた同社が選んだのは、「好きな本を読みながらの寝落ち」だった。

 意外にも力丸さんは特段の読書好きではないといい、「だからこそ読書の入り口になるような場にしたかった。特に活字離れが進む若者たちが足を運びたくなるような、おしゃれに本を読める空間を提供したいと思った」と話す。

泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 京都店」=京都市東山区(前川純一郎撮影)
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泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 京都店」=京都市東山区(前川純一郎撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 狙い通り、東京では客の8割以上を20~30代が占める。本を話題に宿泊者やスタッフ間で交流が生まれるのも魅力で、女性客や外国人観光客、日本人旅行者らの人気が高く、予約の取りづらい状況が今も続く。

 オープンを間近に控えた京都店にもすでに予約が相次いでおり、力丸さんは「窓から八坂神社や南座など絶景を眺めつつ読書するのも良し、ベッドで存分に寝落ちするのも良し。なかなか味わえない非日常の時間を楽しんでほしい」と話している。

 シャワールームやトイレは共用で、平日1泊の料金は5300円が中心。日中のみの利用プランも近く始める予定。

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