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実物大模型の試験公開 福島廃炉の技術開発

東日本大震災

実物大模型の試験公開 福島廃炉の技術開発

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試験が公開された、原子炉格納容器の下部にある圧力抑制室の実物大模型=29日午前、福島県楢葉町 試験が公開された、原子炉格納容器の下部にある圧力抑制室の実物大模型=29日午前、福島県楢葉町
報道陣に公開された原子炉格納容器の下部にある圧力抑制室などの実物大模型を使った試験=29日午前、福島県楢葉町
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 国際廃炉研究開発機構(IRID)は事故を起こした東京電力福島第1原発の廃炉に向け、原子炉格納容器の下部にある圧力抑制室などの実物大模型を使った試験を29日、報道陣に公開した。模型は楢葉遠隔技術開発センター(福島県楢葉町)に設置。廃炉最大の難関とされる溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)を取り出すため、技術開発や作業手順の確認に役立てる。
 実物大模型は2号機の圧力抑制室やそれが収まるトーラス室という空間のうち、一部を再現した。幅は約20メートル、高さは約12メートルだ。

報道陣に公開された原子炉格納容器の下部にある圧力抑制室などの実物大模型を使った試験=29日午前、福島県楢葉町
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 デブリは強い放射線を出すため、放射線を遮る水を格納容器に満たして上部から取り出す工法を検討している。格納容器は事故の損傷により水が漏れており、漏えい箇所の補修や止水する技術の開発が課題だ。
 29日の試験では、トーラス室にセメントを使った補強材を流し込み、圧力抑制室の脚部を補強することを想定し、補強材の代わりに水を使用。今後、圧力抑制室内部の止水実験などをする予定だ。

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