産経フォト

廃炉の現場、分かりやすく 「福島第一原発廃炉図鑑」

東日本大震災

廃炉の現場、分かりやすく 「福島第一原発廃炉図鑑」

更新 sty1606280004
 出版された「福島第一原発廃炉図鑑」  出版された「福島第一原発廃炉図鑑」

 東京電力福島第1原発の廃炉作業の現状をまとめた「福島第一原発廃炉図鑑」が出版された。執筆の中心は福島県いわき市出身で、立命館大准教授の開沼博さん。「事故から5年が過ぎても第1原発の状況は科学的にも政治的にも複雑なため、目を背けられている」として、専門家の知識をかみ砕いて伝え、何が起きているかを押さえてもらうことが重要と訴える。

 「福島第一原発廃炉図鑑」の著者、開沼博さん
画像を拡大する
 「福島第一原発廃炉図鑑」の著者、開沼博さんフルスクリーンで見る 閉じる

 廃炉図鑑は約400ページで、百科事典とも思えるような豊富な説明文と、イラストや写真を多用。汚染水問題や今後の廃炉作業の流れについて、これまで関心がなかった人でも分かるよう、東電などが公表しているデータを整理して示しながら基礎から解説する。

 原発の周辺地域の様子も細かく取り上げた。避難区域の現状や作業員の生活のほか、グルメスポットや宿泊先の情報なども盛り込んでいる。

 著者には、作業員として廃炉現場で働いた経験を漫画「いちえふ」に描いた漫画家の竜田一人さん、復興支援に取り組む元東電社員の吉川彰浩さんも加わった。

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング