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35万円のレコードプレーヤー、30分で完売     テクニクスSL-1200GAE

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35万円のレコードプレーヤー、30分で完売     テクニクスSL-1200GAE

更新 sty1604120013
 Technicsのレコードプレーヤー「SL-1200GAE」=12日午後、東京都港区芝公園(宮川浩和撮影)  Technicsのレコードプレーヤー「SL-1200GAE」=12日午後、東京都港区芝公園(宮川浩和撮影)
 ゲスト出演したピアニストのアリス=紗良・オットさん=12日午後、東京都港区芝公園(宮川浩和撮影)
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 ゲスト出演したピアニストのアリス=紗良・オットさん=12日午後、東京都港区芝公園(宮川浩和撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 インターネットの音楽配信サービスが楽曲購入の主流となり、CD不況が進む中、そのCDに“主役の座”を奪われたレコードが復権を果たしている。パナソニックが12日、35万円以上もするレコードプレーヤーの販売予約を始めたところ、わずか30分で完売。レコード全盛時代を知る50代以上の層がブームを牽引(けんいん)しており、専門家はその流れが今後加速すると指摘する。(五十嵐一)

 「高すぎるとは思わなかったし、売れるという自信はあった。ただ、まさかこんなに早く売り切れるとは思ってもいなかった」。パナソニックの担当者も驚きを隠せない。

 同社が12日に予約受け付けを始めたのはレコードプレーヤー「ダイレクトドライブターンテーブルシステム SL-1200GAE」。税込みで35万6400円もするが、午前10時の受け付け開始と同時に量販店から予約が殺到。国内販売分300台が、わずか30分後には完売した。

 同商品は昭和47年に同社の音響機器ブランド「テクニクス」名義で製造を始め、世界で累計約350万台を売り上げた伝説の名機「SL-1200」の最新鋭機種だ。

 平成22年にいったん生産を停止したが、DJや音にこだわる音楽愛好家からの復活を望む根強い声を受け、テクニクス50周年モデルとして、国内販売300台を含め、全世界で計1200台の販売が決まった。

 同社が新型機器投入に打って出た背景には、レコード人気の復活がある。

 一般社団法人日本レコード協会によると、レコードの売り上げ枚数は21年(10万2千枚)以降、おおむね右肩上がりに伸び、昨年は66万2千枚にのぼった。

 同年の売り上げは11億7500万円と10億円を突破。10年間で3.5倍に達し、同時期に売り上げが半減したCDとは対照的だ。

 復活した伝説の名機「SL-1200GAE」。ダイレクトドライブでピッチ変更幅±8%のコントローラーが特徴=12日午後、東京都港区芝公園(宮川浩和撮影)
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 復活した伝説の名機「SL-1200GAE」。ダイレクトドライブでピッチ変更幅±8%のコントローラーが特徴=12日午後、東京都港区芝公園(宮川浩和撮影)フルスクリーンで見る 閉じる
 新設計のモーターや部品の厳選で復活した「SL-1200GAE」=12日午後、東京都港区芝公園(宮川浩和撮影)
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