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薬師寺 釈迦の生涯表す壮大なレリーフ「釈迦八相像」 うち四相を西塔に安置

伝統・文化

薬師寺 釈迦の生涯表す壮大なレリーフ「釈迦八相像」 うち四相を西塔に安置

更新 sty1505110011
薬師寺西塔内に釈迦八相像四相が復元され報道関係者に公開された。写真は東側にある「成道」の一部分 =11日午後、奈良市の薬師寺(大塚聡彦撮影) 薬師寺西塔内に釈迦八相像四相が復元され報道関係者に公開された。写真は東側にある「成道」の一部分 =11日午後、奈良市の薬師寺(大塚聡彦撮影)

 世界遺産・薬師寺(奈良市)の西塔の内部に、釈迦の生涯で重要な8場面とされる「釈迦八相」のうち、四相を表した像が安置され、11日、報道陣に公開された。

薬師寺西塔内に釈迦八相像四相が復元され報道関係者に公開された。写真は東側の「成道」 =11日午後、奈良市の薬師寺(大塚聡彦撮影)
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薬師寺西塔内に釈迦八相像四相が復元され報道関係者に公開された。写真は東側の「成道」 =11日午後、奈良市の薬師寺(大塚聡彦撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 西塔に安置された四相の像は、ブロンズ製で高さ3.1メートル、幅4.7メートルで重さ約13トン。東側に悟りを得る様子を表す「成道」、西に教えを説く様子の「転法輪」など、4方に悟りを開いた後の4つの場面が彫刻されている。西塔は室町時代に焼失し、昭和56年に再建されたが、内部には別の像が仮安置された状態で、今回の安置により創建当時の姿を取り戻した。

 約1300年前に東西両塔が建てられた際には、木の芯に粘土を貼り付けて造られた釈迦八相像が安置されていたとされる。現在は像の一部や欠片を残すのみとなっているが、約1世紀ぶりの東塔(国宝、奈良時代)の解体修理に合わせ、同寺が再現を決定。薬師寺の釈迦十大弟子像にも取り組んだ文化勲章受章者の彫刻家、中村晋也さん(88)が7年をかけて完成させた。

 中村さんは「自分の80代の金字塔が半分完成し、ほっとした気持ち。先人の歩んだ道がどういうものか理解する助けになってほしい」と話した。東塔に安置予定の四相の像は、これから制作に入るという。

 西塔の内部は6月5日から一般公開される。

薬師寺西塔内に釈迦八相像四相が復元され報道関係者に公開された。東側の「成道」を見上げる彫刻家の中村晋也さん(左)と薬師寺の山田法胤管主 =11日午後、奈良市の薬師寺(大塚聡彦撮影)
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薬師寺西塔内に釈迦八相像四相が復元され報道関係者に公開された。東側の「成道」を見上げる彫刻家の中村晋也さん(左)と薬師寺の山田法胤管主 =11日午後、奈良市の薬師寺(大塚聡彦撮影)フルスクリーンで見る 閉じる
薬師寺西塔内に釈迦八相像四相が復元され報道関係者に公開された。制作者で彫刻家の中村晋也さん =11日午後、奈良市の薬師寺(大塚聡彦撮影)
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薬師寺西塔内に釈迦八相像四相が復元され報道関係者に公開された。東側の「成道」を見上げる彫刻家の中村晋也さん(右)と薬師寺の山田法胤管主 =11日午後、奈良市の薬師寺(大塚聡彦撮影)
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薬師寺西塔内に釈迦八相像四相が復元され報道関係者に公開された。東側の「成道」を見上げる彫刻家の中村晋也さん(右)と薬師寺の山田法胤管主 =11日午後、奈良市の薬師寺(大塚聡彦撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

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