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猫が祈れば、お宝当たる!? 佐賀・唐津

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猫が祈れば、お宝当たる!? 佐賀・唐津

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得意のお祈りポーズを披露してくれた福ちゃん(雌12歳)。子供たちは「ママ、すごい!」と尊敬のまなざし?=佐賀県唐津市の高島(尾崎修二撮影) 得意のお祈りポーズを披露してくれた福ちゃん(雌12歳)。子供たちは「ママ、すごい!」と尊敬のまなざし?=佐賀県唐津市の高島(尾崎修二撮影)キヤノン EOS-1D X MarkⅡ : EF17-40mm F4L USM

 佐賀県唐津市の沖合約3キロに位置する高島に、何とも景気の良い名前の神社がある。その名も「宝当神社」…「宝」が「当たる」という事で宝くじファンに知られるパワースポットには、年間20万人が参拝に訪れる。そしてその島に、当選確率をさらに高めてくれる?猫たちがいる。

野崎さんが手に持つ「宝当黄金袋」にお祈りする福ちゃん=佐賀県唐津市の高島(尾崎修二撮影)
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野崎さんが手に持つ「宝当黄金袋」にお祈りする福ちゃん=佐賀県唐津市の高島(尾崎修二撮影)キヤノン EOS-1D X MarkⅡ : EF17-40mm F4L USMフルスクリーンで見る 閉じる

 高島に上陸後、宝当神社への参道を進むとすぐ、数匹の猫が行儀良く並ぶ商店に足を止めずにはいられないだろう。
 「はーい!この子が福ちゃん。お祈りしますよー」元気な声で「当選祈願グッズ」をPRするのは「宝当大黒屋 野崎酒店」の野崎一貴江さん(68)だ。
 「おかげさまで大人気です。宝くじの発売日には店先に大勢の人だかりができますよ」
 12歳のメス猫「福ちゃん」が人気を集め始めたのは10年ほど前。店頭にいた福ちゃんを撫でて宝くじの高額当選を果たしたという人が現われてから。
 それ以降テレビや雑誌、SNSなどで噂が広まり、宝くじファンのみならず猫好きの来訪者も増え続けているという。

得意のお祈りポーズを披露してくれた福ちゃん(雌12歳)。両手(前脚)をしっかりと合わせてます=佐賀県唐津市の高島(尾崎修二撮影)
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得意のお祈りポーズを披露してくれた福ちゃん(雌12歳)。両手(前脚)をしっかりと合わせてます=佐賀県唐津市の高島(尾崎修二撮影)キヤノン EOS-1D X MarkⅡ : EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 宝くじを入れる「宝当黄金袋」に向かって福ちゃんが立ち上がって熱心にお祈りする姿に、人々は笑顔で歓声を上げる。その〝集客力〟は相当なものだ。
 もちろん実績も折り紙つき。野崎さんによると、現在7匹いる「福ちゃんファミリー」がこれまでに当選させた総額は、報告があったものだけでもなんと約22億円!まさに〝リアル招き猫〟といったところか。
 福ちゃんにとっては、野崎さんからもらうおやつを、慎重に両手で受け止めようとする仕草なのだが、それがなんともかわいらしく感じた。野崎さんも取材中、何度となく「かわいいね、福ちゃん」と話しかけていた。
 そんな福ちゃんが子猫を産むたびに「是非ウチに!」というオファーが殺到するのだという。数匹は既に群馬や愛知の宝くじ販売店に引き取られ、高額当選も数多く出ていると言うから驚かされる。

得意のお祈りポーズを披露してくれた福ちゃん(雌12歳)。かなり気持ちがこもっている…ような気がしませんか?=佐賀県唐津市の高島(尾崎修二撮影)
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得意のお祈りポーズを披露してくれた福ちゃん(雌12歳)。かなり気持ちがこもっている…ような気がしませんか?=佐賀県唐津市の高島(尾崎修二撮影)キヤノン EOS-1D X MarkⅡ : EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMフルスクリーンで見る 閉じる

 埼玉県秩父市から伊万里市に帰省中の北爪みどりさん(50)は「母、娘たちと来ました。実家から近いし、以前から来てみたかった場所でした。猫たち、本当にかわいいです」と笑顔。
 お祈りのポーズを撮影中、自分の心の中にも「もう当たる気しかしない」という根拠のない自信?が湧き上がってきた。
 もっとも、当の本人(本猫)たちは皆、「そんなの関係ニャー」とばかりに、彼らを頼もしく思う人たちに温かく見守られながら、自由な島暮らしを満喫しているようだった。(写真報道局 尾崎修二)

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