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タイ~仏の国の輝き~ 東京で特別展【白洲信哉「旅と美」360°パノラマ】

伝統・文化

タイ~仏の国の輝き~ 東京で特別展【白洲信哉「旅と美」360°パノラマ】

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タイ~仏の国の輝き~ 東京で特別展【白洲信哉「旅と美」360°パノラマ】

 現在上野の東京国立博物館において、日本タイ修好130周年を記念した展覧会が、九州国立博物館に引続き開かれている。会場は、第1章、タイ前夜 古代の仏教世界。第2章、スコータイ 幸福の生まれ出づる国。第3章、アユタヤー 輝ける交易の都。第4章、シャム 日本人の見た南方の夢。第5章、ラタナコーシン。

 インドラ神の宝蔵の5部構成からなっているが、なかでも眼を惹いたのは、会場入り口に鎮座している「ナーガ上の仏陀坐像(33番)」である。7つの頭を持ったナーガ(蛇)が仏陀を風雨からお守りしている像であるが、わが国でも奈良桜井の大神神社や、宇賀神など蛇を神様として各地で崇めている。

 こうした像を眺めていると、宗教的なこと以上に根源的な事は世界共通しているのだと改めて感じる。

 会場をすすむと、1959年の火災で一部が焼損し、2013年から日タイで協力し、保存修理作業を進めてきたラーマ二世王作の大扉が目に留まるが、鬼神が描かれた裏側もお見逃しなく。

 8月27日(日)まで。(文・パノラマ写真 白洲信哉氏)
(撮影機材:リコー THETA S )

 【プロフィル】白洲信哉(しらす・しんや) 文筆家。昭和40年生まれ、東京都出身。日本文化の普及に努め、展覧会など文化イベントの制作にも携わる。平成25年から骨董(こっとう)・古美術の月刊誌『目の眼』編集長。

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