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【動画】梅田スカイビル ~未来の凱旋門

遺跡・建造物

【動画】梅田スカイビル ~未来の凱旋門

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【梅田スカイビル】 “浪速の凱旋門”とも言われる梅田スカイビル =大阪市北区(鈴木健児撮影)

 「建築も美しく、景色も最高。興奮する」

 今夏、JR大阪駅近くにあり、高さ173メートルの梅田スカイビル(大阪市北区)を訪れたスペイン人の会社経営、セザールさん(46)、ディアナさん(45)夫妻は、そうつぶやいた。

 2つのビルが頂部でつながる特異な構造のスカイビルは、高さ300メートルを誇る「あべのハルカス」や大阪・新世界の展望台「通天閣」などをはるかにしのぐ“人気”を世界から集めている。運営会社「積水ハウス梅田オペレーション」によると、昨年1年間の来場者は140万人を超え、その約7割をインバウンドが占めるという。

 理由がある。平成20年に英紙タイムズが、世界遺産のアテネのパルテノン神殿、ローマのコロッセオなどとともに「世界を代表する20の建造物」に選出したからだ。その形状から、パリ・シャンゼリゼ通り西端にある「凱旋(がいせん)門」になぞらえ、「未来の凱旋門」と称され、インバウンドが大阪で何よりも目指す場所となっているのだ。

 建築家の原広司氏が手掛け、平成5年に完成した。外観は鏡にみえる「ハーフミラー」ででき、天気が良ければ空を映し出し、遠目からみれば2つのビルを結ぶ頂の庭園は空に浮かぶ空中庭園を思わせる。夕日を浴びると赤色に染まり、夜が更ければ展望台下が輝き、時間ごとに幻想的な光景へと変わる。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、四半期ごとの昨年のインバウンドの消費額動向で、関東は伸び率(前年比)がマイナスを示したが、関西のうち大阪は昨年後半、50%を超える伸びを記録。関西だけがインバウンド効果を手放していない。

 スカイビルはそうした“磁力”を持つ建築物でもある。タイムズの選出理由には、こうある。

 「スリル満点の建物という意味で、これほど興奮させる建物はない。大空に解き放たれた展望台では、めまいに勝った者だけが、全景をみることができる」(鈴木健児)

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