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EFレンズを富士Xシリーズで AF性能も大満足 「Fringer」のマウントアダプター「FR-FX10」

EFレンズを富士Xシリーズで AF性能も大満足 「Fringer」のマウントアダプター「FR-FX10」

更新 inf1806070001
富士X-T2に装着したFringer社のEF-FXマウントアダプター「FR-FX10」 富士X-T2に装着したFringer社のEF-FXマウントアダプター「FR-FX10」
Fringer社のEF-FXマウントアダプター「FR-FX10」を介して富士フイルムのX-T2にキヤノンEF300mmF2.8を装着。AFはもちろん、IS(手ぶれ補正)機能も動作する
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Fringer社のEF-FXマウントアダプター「FR-FX10」を介して富士フイルムのX-T2にキヤノンEF300mmF2.8を装着。AFはもちろん、IS(手ぶれ補正)機能も動作するフルスクリーンで見る 閉じる

 カメラメーカー各社から「フラッグシップ」と言っても差し支えのない高性能機が続々とリリースされ、ミラーレス一眼カメラの人気が高まっている。
 小型・軽量というメリットに加え、電子シャッターの採用で「完全無音撮影」が可能となり、それを必要とするプロカメラマンにも受け入れられつつある。

Fringer社のEF-FXマウントアダプター「FR-FX10」を介して富士フイルムのX-E2にキヤノンの魚眼ズームレンズEF8-15mmF4を装着
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Fringer社のEF-FXマウントアダプター「FR-FX10」を介して富士フイルムのX-E2にキヤノンの魚眼ズームレンズEF8-15mmF4を装着フルスクリーンで見る 閉じる

 プロゴルフやテニス、舞台撮影など、従来ははばかられたシチュエーションでも、ためらいなくシャッターを切ることができるメリットは大きい。
 そんなミラーレス一眼のもう一つの楽しみ方が、各種マウントアダプターを介した他社製レンズを使用しての撮影だ。

富士フイルムのX-E2に装着したFringer社のEF-FXマウントアダプター「FR-FX10」。USB端子を装備し、ファームウエアの更新等にも対応する
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富士フイルムのX-E2に装着したFringer社のEF-FXマウントアダプター「FR-FX10」。USB端子を装備し、ファームウエアの更新等にも対応するフルスクリーンで見る 閉じる

 ミラーレス一眼は構造上、ミラーを持たない(文字通り…)ので、マウントから撮像素子(イメージセンサー)までの距離「フランジバック」を短くすることが可能となる。これがマウントアダプターの設計の自由度を飛躍的に向上させる要素となるのだ。
 近年、ピント合わせも絞りも、電子制御が当り前になったレンズとボディの関係は、裏を返せば電気信号さえ正しく伝われば、メーカーの垣根を越えてAF・AE撮影が可能だと言うことだ。

【富士X-T2+Fringer「FR-FX10」+ キヤノンEF800mmF5.6】という組み合わせで、東京ドームのセンター後方のカメラ席から撮影。ほぼノートリミング。約1200mmという超望遠撮影だが、AF精度は文句なしだった
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【富士X-T2+Fringer「FR-FX10」+ キヤノンEF800mmF5.6】という組み合わせで、東京ドームのセンター後方のカメラ席から撮影。ほぼノートリミング。約1200mmという超望遠撮影だが、AF精度は文句なしだったフルスクリーンで見る 閉じる

 前置きが長くなったが今回は、そんなマウントアダプターの中でも注目度の高い「Fringer(フリンガー) FR-FX10」を、輸入元の焦点工房様からお借りしてテスト撮影する機会に恵まれたので個人的嗜好を存分に盛り込んで紹介したい。

◆◇◆◇◆

 「FR-FX10」は富士フイルムのXマウントにキヤノンのEFレンズを装着し、AF・AE、さらにはIS(手ぶれ補正機構)までも制御可能としたマウントアダプターで、今年3月に横浜で開催されたカメラショー「CP+2018」で試作品が展示され、大きな注目を集めていた。

上の写真をトリミングしたもの。充分な画質と合焦精度に満足
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上の写真をトリミングしたもの。充分な画質と合焦精度に満足フルスクリーンで見る 閉じる

 プライベートで富士のXシリーズを愛用している「肉球マニア」カメラマンも、絶対に欲しい!と導入を熱望したアダプターだ。
 私物の「X-T2」や「X-E2」に、会社の各種EFレンズを片っ端から装着してテスト撮影したところ、メーカーの動作確認リストに記載のない「EF800mmF5.6L」でも快適に作動した。テスト撮影は私が所属する産経新聞写真報道局の巨人担当カメラマンに依頼した。
 試合前の選手の打撃練習を、センターバックスクリーン横から撮影したのだが、合焦速度、精度に関してはEOSシリーズでの撮影と比べて大きく劣っている点は感じられなかったという感想だった。厳しい条件下での撮影だが、必要充分な結果だと思う。

「FR-FX10」を介して富士フイルムの「X-T2」にキヤノン「EF50mmF1.2L」を装着して撮影。AFは満足できる合焦スピード。ミラーレスのメリットでもある「電子シャッター」で、猫を驚かせる事なく撮影することが可能だ。お気に入りのLレンズを、これまたお気に入りのXシリーズのカメラで使用できるのが嬉しい
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「FR-FX10」を介して富士フイルムの「X-T2」にキヤノン「EF50mmF1.2L」を装着して撮影。AFは満足できる合焦スピード。ミラーレスのメリットでもある「電子シャッター」で、猫を驚かせる事なく撮影することが可能だ。お気に入りのLレンズを、これまたお気に入りのXシリーズのカメラで使用できるのが嬉しいフルスクリーンで見る 閉じる

 お気に入りの「EF50mmF1.2L」を「X-T2」に装着して〝75mmF1.2〟として使用した撮影では、AF動作のスピード、精度ともに極めて快適だった。
 色再現性に定評のある富士フイルムの「Xシリーズ」で、キヤノンのEFレンズの描写を楽しむことができる、魅力あふれるマウントアダプターだと言っていいだろう。

Fringer社のEF-FXマウントアダプター「FR-FX10」を介して富士フイルムのX-T2にキヤノンの魚眼ズームレンズEF8-15mmF4を装着して撮影。AFは満足できる合焦スピードを実現。ミラーレスのメリットでもある「電子シャッター」で、猫を驚かせる事なく撮影することができた。
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Fringer社のEF-FXマウントアダプター「FR-FX10」を介して富士フイルムのX-T2にキヤノンの魚眼ズームレンズEF8-15mmF4を装着して撮影。AFは満足できる合焦スピードを実現。ミラーレスのメリットでもある「電子シャッター」で、猫を驚かせる事なく撮影することができた。フルスクリーンで見る 閉じる

 EFレンズの資産を持っていて、富士のカメラも使ってみたいという人にはおすすめだ。ちなみに私はというと・・・産経フォト「肉球マニアに捧ぐ」の取材への導入を決定した(自腹で・・・)。警戒心の強い猫たちを相手に、これまでなかなか撮れなかった表情の撮影に挑戦したいと思っている。(写真報道局 尾崎修二)

◆◇◆◇◆

 なお、マウントアダプターの使用に関しては、必ずしもカメラやレンズのメーカーが推奨・保証するものではないので、くれぐれも自己責任での使用ということを理解の上で楽しみたい。

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