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「PACHAMAMA -母なる大地-インカ×桜」  中尾由里子写真展

「PACHAMAMA -母なる大地-インカ×桜」  中尾由里子写真展

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「PACHAMAMA -母なる大地- インカ × 桜」より「MAMA&PACHAMAMA」 「PACHAMAMA -母なる大地- インカ × 桜」より「MAMA&PACHAMAMA」
アルパカがシルエットを見せるケロ村の夕暮れ(上)、富士山浅間大社の桜=東京・広尾のペルー大使館
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アルパカがシルエットを見せるケロ村の夕暮れ(上)、富士山浅間大社の桜=東京・広尾のペルー大使館フルスクリーンで見る 閉じる

 日本の桜、そして地球の対極にあるペルーのインカ末裔の中でも、最も純粋な形でアンデスの叡智を継承している「ケロ族」の村を中心に撮影した写真展が東京・広尾のペルー大使館で開かれている。

 撮影は元ロイター通信社のカメラマンで、現在はフリーの写真家、中尾由里子さん。
 中尾さんは、高校の時からペルーの風景、インカ文明に興味を持ち、いつかは訪れたいと思っていたという。

「PACHAMAMA -母なる大地- インカ × 桜」 より「HOLY BREATH」
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 昨年春、日本国内各地の桜を撮影した。古来より「神」が宿るとして崇められる桜に惹かれ、青森・弘前の桜まで撮影を続けた数ヶ月後に、念願のペルーを訪れ、インカ文明の遺跡を取材していた。そして予期せぬことに村人の招待がなければ入ることが難しいケロ族の村に訪れる機会を得た。

 標高4千メートルを超えるアンデスの高地で、伝統的な暮らしを続ける人々。電気も水道もなく、インカ時代と変わらぬ木製の農器具を使い、収穫したジャガイモが主食という自給自足の生活。写真展のタイトルにもなっている「PACHAMAMA(パチャママ)」というのはアンデスの土着の言語で、パチャは地球、宇宙、時間、空間を意味し、ママは母親を意味するという。

展示されている写真はペルーの風景と日本で撮影された桜=東京・広尾のペルー大使館
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 家族や住民が助け合い、日常の暮らしの中でパチャママや精霊たちへの感謝が息づいている生活。そんな精神文化に触れた中尾さんは、日本にもあった土着の信仰心との共通点を見いだす。その神聖な象徴のひとつが「桜」ではないかと。

 展示会場では、インカと桜の二つの世界を同時に展示。約60点の写真に「時空を超えた鼓動を感じてもらいたい」という中尾さん。
 「写真を見たひとが、それぞれに目に見えぬ共鳴、共振を見いだせたら」という。

 写真展は4月10日(月)まで。10:00-17:00(土日閉館)。
東京都渋谷区広尾2-3-1のペルー大使館で。入場無料。

展示されている写真はペルーの風景と日本で撮影された桜=東京・広尾のペルー大使館
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インカの人々が秩序の源と考えていた南十字星をシンボル化した「チャカナ」をかたどって展示された写真。子どもたちの生き生きとした表情やしぐさがとらえられている。中央の鏡に映るのは中尾さん=31日午後、東京・広尾のペルー大使館(酒巻俊介撮影)
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インカの人々が秩序の源と考えていた南十字星をシンボル化した「チャカナ」をかたどって展示された写真。子どもたちの生き生きとした表情やしぐさがとらえられている。中央の鏡に映るのは中尾さん=31日午後、東京・広尾のペルー大使館(酒巻俊介撮影)フルスクリーンで見る 閉じる
「PACHAMAMA -母なる大地- インカ × 桜」より「EYE OF VIRACOCHA」
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インカの人々が秩序の源と考えていた南十字星をシンボル化した「チャカナ」をかたどって展示された写真と中尾さん=31日午後、東京・広尾のペルー大使館(酒巻俊介撮影)
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