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8年ぶり夜の灯籠流し 仙台・荒浜、亡き人思う

2018.8.18のニュース

東日本大震災

8年ぶり夜の灯籠流し 仙台・荒浜、亡き人思う

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 東日本大震災の津波で被災した仙台市若林区の荒浜地区で18日、震災後初めて夜間に灯籠流しが行われた。集団移転で住宅の明かりがなくなった土地は温かな光で包まれ、集まった元住民らは失った大切な人や故郷に思いをはせた。

 午後7時前、秋の気配を感じさせる涼しい風を受けて、紙や竹でできた灯籠約200個が水面に揺れた。「じいちゃん いつも見守ってくれてありがとう」「お父さん また来年」。灯籠には、亡くなった家族へのメッセージや復興への思いがつづられた。

 荒浜の灯籠流しは震災前から続く恒例行事。震災後も毎年行われてきたが、街灯がないなどの理由から、安全を考慮して日没前の明るい時間帯に実施されていた。今年は周辺の整備が進んだこともあり、実行委員会が照明を用意し復活させた。

 荒浜で生まれ育った大久保紘子さん(75)は「昔の記憶がよみがえり、懐かしい気持ちになった。久しぶりに地元のみんなの顔が見られたのもうれしい」と目を細めた。

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