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心柱上部をドッキング 奈良・薬師寺の東塔

2018.5.8のニュース

伝統・文化

心柱上部をドッキング 奈良・薬師寺の東塔

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 約110年ぶりの解体修理が進む奈良市の薬師寺東塔(国宝)で8日、塔の中心を貫く心柱の上部(長さ約13メートル、重さ約760キロ)を、既に据え付けてある下部に接ぎ合わせ、法要が行われた。

 午前10時半すぎ、工事用の覆い屋に太鼓が鳴り響く中、上部材をつり上げたクレーンがゆっくりと移動。3層目の途中まで組み上がった塔の中で、参拝者らの掛け声とともに下部材に接合された。 心柱は2本の大木を接いで1本としている。修理を担う奈良県文化財保存事務所によると、解体に伴う調査により、下部材は8世紀の建立当初のヒノキで、上部材は14世紀半ばごろの修理で接がれたスギとみられることが判明している。

 東塔は、薬師寺が藤原京(奈良県橿原市)から平城京へ移された奈良時代から同寺に現存する唯一の建物で、730年完成と伝わる。高さ約34メートルの三重塔で、2009年に始まった解体修理は20年に終わる予定。

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