産経フォト

他人の幹細胞使い軟骨再生 実用化へ企業主体で治験

2017.12.6のニュース

ニュース

他人の幹細胞使い軟骨再生 実用化へ企業主体で治験

dly1712060018

 他人の間葉系幹細胞から作ったゲル状の人工組織を移植し、損傷した軟骨を再生する手法の治験を企業主体で始めたと、大阪大の中村憲正招聘教授(整形外科)らのチームが6日、発表した。

 膝などの軟骨は血行が乏しく、スポーツや加齢、事故で傷つくと治りにくい。治験は安全性や有効性を検証するもので、中村招聘教授は「患者の生活の質を高める次世代の治療法として実用化したい」と話した。

 間葉系幹細胞は骨や脂肪などに変化する能力を持つ。チームによると、開発した人工組織は、関節の中にある滑膜から取り出した間葉系幹細胞を培養し、細胞自身にコラーゲンを作らせることでゲル状にしたもの。患部に移植すると軟骨に変化する仕組みで、周辺組織との接着力が高いほか、内視鏡の一種の関節鏡を使って移植するため、体を大きく切開する必要もない。再生した軟骨は拒絶反応が起こる可能性が極めて低いという。

 他人の間葉系幹細胞は大阪大の幹細胞バンクのものを使う。

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング