産経フォト

製鉄所の酸化鉄で温暖化 中国からの大気を分析

2017.5.16のニュース

ニュース

製鉄所の酸化鉄で温暖化 中国からの大気を分析

dly1705160021

 製鉄所の高炉などから大気中に放出されたとみられる黒い酸化鉄の微粒子に、地球温暖化を引き起こす効果があることを航空機の観測で確かめたと、東京大や気象庁気象研究所のチームが16日、発表した。

 東シナ海の上空で中国沿岸部から流れてきた大気の成分を採取し分析。酸化鉄は鉄と酸素が高温で反応してでき、製鉄所のほか自動車のエンジンからも発生する。東京で観測されたこともある。

 二酸化炭素などに比べると実際の温暖化影響はわずかとみられるが、山の雪に付着して解けるのを速めるなど局所的な影響が懸念される。チームは「どこからどの程度放出されているかデータを整備する必要がある」と指摘している。

 チームは2013年に航空機で微粒子を採取。数百分の1ミリ程の大きさで、太陽光を吸収して大気を暖める効果があった。酸化鉄とは別に、石炭や木材を燃やして出る黒色炭素粒子も温暖化を引き起こすことが知られている。

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング