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被爆ピアノ、平和を奏でる コンサート続け10年目

2017.4.22のニュース

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被爆ピアノ、平和を奏でる コンサート続け10年目

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 広島市で胎内被爆した香川県坂出市のジャズピアニスト好井敏彦さん(71)が、広島市で見つかった「被爆ピアノ」を使ったコンサートを続けている。今年は活動開始から10年目に当たり、同県内でコンサートを約20回開く予定で「子どもたちに平和の大切さを伝えたい」と意気込んでいる。

 好井さんは1945年8月6日、広島市の自宅で布団を干していた母親の胎内で被爆した。46年2月3日に生まれ、白血球の減少や免疫力低下に苦しんだ。広島大を卒業し、ピアニストとして東京で約20年にわたり活躍。その後は両親の古里・香川で活動している。

 被爆ピアノと出合ったのは2008年3月。原爆被害者の会のイベントにピアノが持ち込まれ、演奏を頼まれた。「僕と同様に原爆から生き残ったこのピアノを弾き、平和を訴えるのが運命だと感じた」と振り返る。

 被爆ピアノによるコンサートを国内外100カ所以上で開催。演奏の合間には、爆風でピアノに刺さったガラス片の跡を子どもたちに触らせ、被爆の実態を伝えてきた。

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