産経フォト

金星探査機のカメラ停止 劣化か

2017.3.3のニュース

ニュース

金星探査機のカメラ停止 劣化か

dly1703030022

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、金星探査機「あかつき」の2台の赤外線カメラの電源が入らなくなり、観測を停止したと発表した。2台は金星の雲の動きや大気の運動の観測を担っており、謎の多い金星の気象の解明を目指すあかつきの主要な観測ができなくなった。

 宇宙の強い放射線による劣化が原因とみられる。JAXAは「復旧を試みながら、これまでに取得したデータの解析を進める。今後の科学的研究に問題はないとみている」としている。

 JAXAによると、昨年12月9日、この2台を制御する機器の電流が不安定となり、翌10日に電源が入らなくなった。復旧作業を繰り返したが、うまくいかなかった。他に3台あるカメラは正常に動いているという。

 あかつきは、2010年に鹿児島県から打ち上げられたが、エンジンの故障で金星を回る軌道への投入に失敗。15年の再挑戦で成功し、昨年4月から本格観測を始めた。当初の設計寿命は金星到着から少なくとも2年で、軌道投入までに時間がかかり、劣化が早まった可能性があるという。

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング