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核実験の自制決議採択 米主導、国連安保理

2016.9.24のニュース

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核実験の自制決議採択 米主導、国連安保理

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 国連安全保障理事会は23日午前(日本時間同日夜)、包括的核実験禁止条約(CTBT)に関する会合を開催した。あらゆる国に爆発を伴う核実験の自制を求める決議案を日本など賛成14、棄権1で採択した。棄権はエジプト。決議案は米国が主導して作成した。歴史的な被爆地広島への訪問を果たしたオバマ大統領は核廃絶に向けた機運維持につなげたい考え。

 5回目の核実験を強行した北朝鮮をけん制する狙いもあり、ケリー米国務長官は、同核実験について「世界の安定と平和への脅威だ」と述べた。米国では野党共和党が多数を握る議会の反対でCTBT批准にめどが立たず、オバマ政権は決議を通じて「核兵器なき世界」を目指す決意を国際社会に示した。

 当初の決議草案には、制裁に道を開き拘束力を強める「国連憲章7章の下で行動する」との文言や、各国に対する定期的な報告義務を盛り込んでいたが、中国やロシアの反対で削られ、内容は後退した。エジプトは「核軍縮への貢献は最小限で効果がない」と棄権理由を説明した。

 米国は近年、核兵器の性能維持などに必要な核爆発を伴わない臨界前核実験などを行っているが、今回の自制決議の対象にはなっていない。(ニューヨーク共同=高木良平)

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