産経フォト

袴田さん姉、冤罪恐怖訴え オスロの国際会議に参加

2016.6.23のニュース

ニュース

袴田さん姉、冤罪恐怖訴え オスロの国際会議に参加

dly1606230008

 強盗殺人事件で死刑判決が確定し、静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌さん(80)の姉、秀子さん(83)が22日、ノルウェーの首都オスロで開かれている「死刑廃止世界大会」に参加し、冤罪の恐ろしさを訴えた。

 オスロ大で開かれたイベントでステージに立った秀子さんは、逮捕後の過酷な取り調べや、死刑確定後に巌さんの精神状態が悪化していった様子を報告。釈放されるまでの約48年間を振り返りながら、「巌にとっても私にとっても、取り戻すことのできない半世紀だ」と述べた。

 インドから参加した女性弁護士(28)は「無実を訴えながら半世紀近く収監されるのは、想像もできないこと。自分が同じ立場なら耐えられないだろう」と話した。

 「死刑廃止世界大会」は国際人権団体などが主催し、今回で6回目。各国から法律家や元受刑者らが参加している。

 巌さんは1966年に静岡県内で起きた強盗殺人事件の犯人とされ、死刑判決が確定。2014年に静岡地裁が死刑判決には疑義があるとして再審開始と釈放を決定した。検察側は決定に即時抗告し、東京高裁で審理が続いているが、再審がいつ始まるかの見通しは立っていない。(オスロ共同)

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング