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「歯科技術」で津波防げ 高知、くい打ち地中深く

2016.4.23のニュース

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「歯科技術」で津波防げ 高知、くい打ち地中深く

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 インプラント(人工歯根)技術で津波対策を-。産業機械の製造などを手掛ける「技研製作所」(高知市)が開発した「インプラント工法」が注目を集めている。地震でも液状化しない地中深くまで「鋼管ぐい」と呼ばれる円筒状の鋼や矢板を打ち込む方法で、堤防や橋への活用が進む。
 広まったきっかけは東日本大震災。同社によると、土やコンクリートを固めただけの堤防は揺れや津波に耐えられず、多くは台座ごと壊れるなどして倒壊した。
 業界内では「堤防の内部には土や砂以外は入れない」という考え方が根強かったが、震災後は大きく変化した。同社の「部材を地盤に深く差し込み、地球に直接支えてもらう」という技術が評価されるようになった。
 甚大な津波被害が予想される南海トラフ巨大地震を想定した堤防補強工事が進む地元の高知海岸のほか、岩手県大船渡市の防潮堤や、宮城県東松島市の河川などの工事にも採用されてきた。

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