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【明美ちゃん基金】子供たちの笑顔のために… ミャンマー人女性医師、日本での研修1年 実力つけて帰国へ

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【明美ちゃん基金】
子供たちの笑顔のために… ミャンマー人女性医師、日本での研修1年 実力つけて帰国へ

カテーテル治療を行うニン・レイ・ピュー医師(右)=東京都新宿区の東京女子医大病院(荻窪佳撮影) カテーテル治療を行うニン・レイ・ピュー医師(右)=東京都新宿区の東京女子医大病院(荻窪佳撮影)

 心臓病の子供を救う「明美ちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)による海外医療支援の一環として来日したミャンマー人医師、ニン・レイ・ピューさん(37)が、東京女子医大病院(東京都新宿区)で研修を始めてからまもなく1年が経過する。多くの技術を学び、実力をつけて10月に帰国する予定のピュー医師は「日本で学んだことを子供たちの治療に役立てたい」と決意を新たにしている。

 午前9時半、東京女子医大病院のカテーテル室。青い医療着をまとったピュー医師は、心臓病の検査に用いるカテーテル(医療用の管)を患者の体内にゆっくりと挿入していた。「もう少し先まで」「右に」。指導医からの指示にも的確に対応し、モニターで患者の心臓の動きに目をこらす。

 昨年9月下旬に来日し、同年10月以降、東京女子医大病院で、カテーテルを始めとする心臓病治療に関わる技術を習得してきた。

 「医療機器や治療法の違いなどで戸惑うことも多いが、日本の皆さんはとても親切に教えてくれる」。日本で医療行為ができる資格も取得。週2~3回のペースでカテーテル治療に携わり、すでに100件以上を行った。指導してきた同病院循環器小児科の杉山央診療部長は「この1年で、医療上のリスクを念頭に置き、先を読んで治療を進めることができるようになった。技術向上の強い意志と勤勉な姿勢は、私たちにもよい刺激になっている」と評価する。

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