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富士山吉田口 ヘルメット貸し出し約7倍増 登山者は3年ぶりに20万人割れ

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富士山吉田口 ヘルメット貸し出し約7倍増 登山者は3年ぶりに20万人割れ

 山梨県富士吉田市は、夏の開山期間(7月1日~9月10日)の富士山吉田口登山道の登山者数が3年ぶりに20万人を割り込み、19万6674人(前年比12%減)となったと発表した。

 一方、同市が転倒対策などで前年導入したヘルメットの貸し出し数は2166個。前年の316個の約7倍に増加した。同市富士山課は「周知活動の効果があった」と分析している。

 市富士山課によると、登山者数は6合目の安全指導センターなどで24時間計測している。登山者が多かったのは、(1)8月4日=6423人(2)同25日=6128人(3)同11日=6033人-の順で、いずれも土曜だった。

 一日の登山者数が5千人以上だった日は8日間で、前年より3日間減った。

 一方、登山者数が少なかったのは、台風21号が接近した9月4日(火曜)の17人、8月24日(金曜)の51人-などだった。

 同課は登山者数が減った理由として、天候が不安定で富士スバルラインが通行止めになった日が、週末と重なったことなどをあげている。

     

 一方、ヘルメット貸し出しは、平成26年9月の御嶽山(長野、岐阜両県)噴火を教訓に、市が昨年、噴石や落石や転倒事故への安全対策で導入した。

 貸与時に利用者から2千円を預かり、下山時にヘルメットと引き換えに返金する。今年の貸し出し個数は1日平均30・1個。前年の4・4個から大幅に増加している。最も多かったのは風が強かった8月13日(月曜)の84個だった。

 市は今年、貸し出しの専門スタッフを配置して着用を呼びかけたほか、JR新宿駅、大月駅などに啓発ポスターを掲示。これらの効果が出たと分析している。

 真田喜久雄課長は「6合目で借りるにせよ、持参するにせよ、ヘルメットをかぶる登山者が普通の風景になるよう努力していきたい」としている。

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