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【アート 美】フェルメールの故郷・デルフトの眺望を訪ねて

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【アート 美】
フェルメールの故郷・デルフトの眺望を訪ねて

フェルメールが洗礼を受けた「新教会」の塔から見えるデルフトの風景。街の中心、マルクト広場にある市庁舎で画家は結婚した(黒沢綾子撮影) フェルメールが洗礼を受けた「新教会」の塔から見えるデルフトの風景。街の中心、マルクト広場にある市庁舎で画家は結婚した(黒沢綾子撮影)

 一つはオランダ第3の都市、ハーグのマウリッツハイス美術館にある傑作「デルフトの眺望」。運河越しに、南から望むデルフト市街の景観が描かれている。

 17世紀はオランダの黄金期にあたる。スペインの支配から独立し、共和制による市民社会が発達。東インド会社の設立など国際貿易で、同国には巨万の富が流入した。運河が縦横を走るデルフトも、ビールや毛織物、「デルフト焼」で名高い陶器などを生産し輸出する商都として栄えたという。現在の風景と比べると、運河沿いの建物群はほぼ入れ替わっているが、新教会や旧教会の塔は同じように見える。

 「水平性を強調した構図により、静けさを感じさせます」と美術館スタッフ。絵の右側が明るく照らされており、門の時計は午前7時頃を指す。朝、目覚め始める街。船はぬれているものの、暗雲はまさに消え去ろうとしている。

 もう一つはアムステルダム国立美術館にある「小路(こみち)」。何げない街角の光景だ。古いレンガ造りのこぢんまりした建物と、遊ぶ子供、働く女性たち。建物は現存しないが、フェルメールが描いたとされる場所がある。絵と同じ、掃除をする女性が扉に描かれていたが…。

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