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【聞きたい。】大塚宣夫さん 『看る力 アガワ流介護入門』 阿川佐和子共著 明るい“不良長寿”のススメ

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【聞きたい。】
大塚宣夫さん 『看る力 アガワ流介護入門』 阿川佐和子共著 明るい“不良長寿”のススメ

大塚宣夫さん(寺河内美奈撮影) 大塚宣夫さん(寺河内美奈撮影)

 阿川佐和子さんとの共著が2カ月で8万5000部と好調だ。従来の介護本に漂う重苦しさがなく、「不良老人になろう」などと明るくよりよい介護と老後のコツを、対談方式で指南する。

 「医療は万能ではなく、75歳を超えれば効果も薄れる。だから私は病院開設当初から“生活の場”を目指した。人生の最晩年、医療より介護、介護より生活を重視するスタンスです」

 高齢者向け療養型病院「慶友病院」を営む。佐和子さんの父で作家、阿川弘之さんも最晩年を東京・よみうりランド慶友病院で過ごした。本書によると弘之さんは、病室に電子レンジや鍋を持ち込み、晩酌やすき焼きを楽しんだという。

 「この本の最初の項目は『好物は喉(のど)につまらない』。一般に病院食はまずくて喉を通りませんが、好きな鰻(うなぎ)やお寿司(すし)は召し上がれますよ」

 今も認知症の母のケアを続け、介護経験豊富な佐和子さんの体験談や疑問を、専門家として受け止める形で進行。「施設に預けるのは親不孝ではない」などの金言が並ぶ。推奨するのは、頑張り過ぎず多くの人や専門家の手を借りる“駅伝方式”の介護だ。

 「佐和子さんは悲壮感がないのが素晴らしい。お母さまに“仕事”と言ってゴルフで気分転換した話が出ますが、それでいい。全てを犠牲にして介護する人は長持ちしない。任せるところはプロに任せるべきです」

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