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【福島第1原発事故】海に処理水、漁協反発 初公聴会、賛成意見も

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【福島第1原発事故】
海に処理水、漁協反発 初公聴会、賛成意見も

東京電力福島第1原発の処理水をめぐり開かれた公聴会=30日午前、福島県富岡町の町文化交流センター学びの森(鵜野光博撮影) 東京電力福島第1原発の処理水をめぐり開かれた公聴会=30日午前、福島県富岡町の町文化交流センター学びの森(鵜野光博撮影)

 一方、大阪大で招聘(しょうへい)教員を務める大槻宗司さんは「影響が出ないレベルにしっかり管理された状態で、海洋放出されるべきだ」と述べ、風評被害を抑えるために、処理水の放射線濃度をサンプルではなく全量測定することを提案した。

 発言者からは、現状のタンクの中の処理水にトリチウム以外の放射性物質が含まれているとする報道があったことから、「公聴会の前提が崩れた」との指摘も複数あった。これについて委員長の山本一良(いちろう)名古屋学芸大副学長は公聴会終了後、報道陣に「個人的な意見だが、何らかの処理を複数回重ねるべきなのは当然だ」と述べ、処分に当たり再度浄化するなどの対応が必要との認識を示した。

 公聴会は31日にも同県郡山市と都内で開催される。

【用語解説】トリチウム水

 東京電力福島第1原発では原子炉建屋内に地下水が流れ込むほか、事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷却するため注水を続けており、デブリなどに触れた水が汚染水となって増え続けている。東電は多核種除去設備(ALPS)で汚染水を浄化しているが、放射性物質トリチウムは除去できない。トリチウムは放射線のエネルギーが弱く、人体への影響は小さいとされ、通常の原発ではトリチウムを含んだ水を希釈した上で海に放出している。

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