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藤田嗣治、おかっぱ姿の最も古い自画像見つかる

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藤田嗣治、おかっぱ姿の最も古い自画像見つかる

藤田嗣治のおかっぱ頭の自画像が描かれた寄せ書き 藤田嗣治のおかっぱ頭の自画像が描かれた寄せ書き

 日仏両国で活躍し「エコール・ド・パリ(パリ派)」の一人とされた画家、藤田嗣治(レオナール・フジタ、1886~1968年)のおかっぱ頭の姿が分かる自画像が見つかった。調査した栃木県立美術館(宇都宮市)によると、最も古いもので、専門家は「藤田が自らをフランス人に印象付けるため、おかっぱ頭にした過程が分かる貴重な史料だ」としている。

 同美術館によると、藤田は1913年に渡仏した後、トレードマークのおかっぱ頭に。今回見つかった自画像は、パリの日本料理店で開かれた送別会で、渡米する友人に贈った寄せ書きに、自身の日仏両方の住所とともに描かれていた。下宿先が同じ島崎藤村らも一緒に書き込んでいた。

 寄せ書きに14年2月に書いたとの記載があるほか、藤田が日本にいる妻に宛てた2月10日付の手紙に、この友人がパリを出たと書いており、同美術館は自画像を描いた時期を14年2月初旬と判断した。これまで最も古かったのは、14年2月22日に撮影したとされる写真だった。

 昨春、宇都宮市の女性が縦約27センチ、横約20センチの便箋のような紙に描かれているのを夫の遺品から見つけたという。

 同美術館の杉村浩哉学芸課長は「作品と同時に、自分がどういう人物か示すことは重要で、藤田は自身のイメージ作りにたけていた。寄せ書きは、当時の文化人たちの交流を跡づける上でも重要だ」と話している。

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