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文化財レッドリスト作成へ 伝統工芸の継承支援 19年度予算に8億円要求

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文化財レッドリスト作成へ 伝統工芸の継承支援 19年度予算に8億円要求

 春日大社の国宝本殿の檜皮屋根ふき替え作業=2015年12月、奈良市  春日大社の国宝本殿の檜皮屋根ふき替え作業=2015年12月、奈良市

 文化庁は25日、後継者不足で存続が危ぶまれる伝統工芸などを一覧にした「文化財レッドリスト」を数年かけて作成し、支援を強化する方針を決めた。リスト入りしたものは、担い手育成事業などを優先的に補助する。2019年度予算の概算要求に文化財の次世代継承事業費として約8億円を盛り込む。

 伝統工芸技術の保持者は、高齢化に伴い年々減少。檜皮屋根のふき替えに必要な道具や雅楽の楽器に使う部品など、伝統的な材料や工具の生産・供給も先細る一方で、次世代への継承が危ぶまれている。自民党は6月、政府に支援の強化を提言していた。

 文化財レッドリストは、全国の技術保存団体や生産者から実態調査をした上で、後継者が乏しい分野や生産量が激減している材料などをリストアップ。文化財技術者や材料の供給が途絶えれば、歴史的建造物の修復や技術の伝承に支障が生じるとして、保全に向けた取り組みを呼び掛ける。

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