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「夏休み明け自殺」防げ 保護者にできることは…子供の気持ち受け止めて

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「夏休み明け自殺」防げ 保護者にできることは…子供の気持ち受け止めて

「学校に行かないことも選択肢のひとつ」と話す富山雅美さん 「学校に行かないことも選択肢のひとつ」と話す富山雅美さん

 夏休み明け前後に急増する子供の自殺。いじめや友人関係に悩む子供は、新学期が近づくと追い詰められてしまうケースもある。最悪の事態を防ぐために、保護者にできることは何だろうか。(油原聡子)

死ななくてよかった

 「校舎から飛び降りて死んじゃおうかな」-。

 東京都調布市の富山雅美さん(29)は中学1年の1学期の期末テスト最終日に、自殺を考えた。入学直後からいじめが始まり、教師に相談しても解決せず、人間不信に。踏みとどまったのは「お母さんの悲しむ顔を見たくない」と思ったからだという。

 1学期が終わると、「もう学校に行かない」と家族に宣言。母親は「そんなにつらいなら行かなくてもよい」と言ってくれた。「どんなときも母が寄り添ってくれたことで救われました」。その後はフリースクールに通い、大学も卒業。現在はスクールソーシャルワーカーとして働く。

 「あのとき死ななくて本当によかった。私は今、幸せだし楽しい。一番大切なのは生きること。理解してくれる人はいるから、大人を頼ってほしい」

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