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【NYアート散歩】(4完)ホッパーが描いた米国がそこにあった グリニッチビレッジをぶらり

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【NYアート散歩】
(4完)ホッパーが描いた米国がそこにあった グリニッチビレッジをぶらり

エドワード・ホッパーが「Early Sunday Morning」で描いた風景は今も残っている(黒沢綾子撮影) エドワード・ホッパーが「Early Sunday Morning」で描いた風景は今も残っている(黒沢綾子撮影)

 米ニューヨーク“若葉マーク”の記者が、アートを軸にマンハッタンをそぞろ歩く連載。最終回は、グリニッチビレッジ界隈(かいわい)からホイットニー美術館へ。

ホッパーの世界

 ニューヨークといえば、20世紀米国の具象画家、エドワード・ホッパー(1882~1967年)を思い出す。深夜のダイナー(食堂)を舞台に都会に生きる人々の寂寥(せきりょう)感を描き出した傑作「ナイトホークス」(シカゴ美術館蔵)をはじめ、大都会の何気ない風景を印象的に描き、映画や文学、写真など他の多くの分野に影響を与えた。

 日曜の朝の、何の変哲もない通りを描いた「アーリー・サンデー・モーニング」も不思議な魅力を持つ作品だ。誰もいない、がらんとした静けさと、早朝のすがすがしい空気に包まれている。

 ホッパーが描いたとされる場所は、レンガ造りの建物が並ぶグリニッチビレッジのブリーカー通り233番地付近という。日曜の早朝ならぬ、平日の午後に行ったせいか、ひっきりなしに車が往来し、静けさとはかけ離れていた。理髪店のサインポールはなく、青空の代わりに武骨なビルが背後に見えるけれど、絵とほぼ同じ19世紀の建物が残っていた。

 ぶらぶら歩いてホイットニー美術館へ。同館は3年前、アッパーイーストから、ハドソン川に近いミートパッキング地区に移転オープンした。高架都市公園「ハイライン」にも隣接している人気のエリアだ。

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