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【最後の「8・15」】記憶の継承、次代へ 皇太子さま、秋篠宮さま

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【最後の「8・15」】
記憶の継承、次代へ 皇太子さま、秋篠宮さま

「豆記者」と懇談される皇太子さま=7月30日午後、東京・元赤坂の東宮御所(宮内庁提供) 「豆記者」と懇談される皇太子さま=7月30日午後、東京・元赤坂の東宮御所(宮内庁提供)

 天皇陛下は即位前から、戦後生まれの皇太子さま、秋篠宮さまに平和を希求する姿を示してこられた。陛下が象徴として臨まれている最後の夏に、皇太子ご夫妻と秋篠宮ご夫妻は戦争の記憶の継承に取り組まれている。

 皇太子ご夫妻は7月30日、お住まいの東宮御所に、沖縄などから来た「豆記者」の子供ら約60人を招いて懇談された。同席した沖縄県豆記者交歓会の松原健蔵会長(58)によると、かりゆし姿の皇太子さまは沖縄と本土の文化、風土の違いを感じ、交流を深めるよう語りかけられたという。懇談は両陛下から引き継いだもので、2年前の懇談の場には長女の敬宮(としのみや)愛子さまも伴われた。

 陛下は皇太子時代、「忘れてはならない4つの日」として、終戦の日と沖縄戦終結の6月23日、広島と長崎に原爆が投下された8月6、9日を挙げられた。皇太子さまは戦後70年だった平成27年2月の誕生日会見で、幼少期から「4つの日」には両陛下と黙祷(もくとう)を続けてきたと明かされている。今年も8月15日正午には、東宮御所で皇太子妃雅子さま、愛子さまと黙祷をささげられたという。

 一方、秋篠宮ご夫妻は、8日に長男の悠仁さまと都内で開かれた沖縄戦に関するシンポジウムに出席し、看護要員として動員された「白梅学徒隊」の生存者の話に耳を傾けられた。7月30日には戦傷病者史料館もご見学。同館関係者は「秋篠宮さまが悠仁さまに、かみ砕いて説明されている姿が印象的だった」と話す。

 近年は陛下の譲位で皇位継承順位2位となられる悠仁さまを伴い、ご夫妻は先の大戦で多くの犠牲者が出た地域へ足を運ばれている。悠仁さまは沖縄(25年)、長崎(28年)に続き、今月10日には広島を初めて訪問された。

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