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島根原発3号機が安全審査申請 27基目、2年9カ月ぶり

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島根原発3号機が安全審査申請 27基目、2年9カ月ぶり

 中国電力島根原発3号機(手前)=松江市  中国電力島根原発3号機(手前)=松江市

 中国電力は10日午前、建設中の島根原発3号機(松江市)の新規制基準に基づく安全審査を原子力規制委員会に申請した。原発の審査申請は平成27年11月の日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)以来、2年9カ月ぶりで、27基目(16原発)。このうち新規稼働に向けた審査申請は、電源開発大間原発(青森県)に続き2例目となる。

 島根原発は2号機の安全審査が先行して行われ、今年2月に最大の難関とされる耐震設計の目安、基準地震動が最大加速度820ガルで規制委に了承された。これは3号機の耐震設計にも応用されるため、新規稼働では大間原発より審査が早く進む可能性がある。

 中国電は3号機の安全対策工事を31年9月までに完了させるとしているが、稼働には審査の合格に加え、島根県などの立地自治体から事前了解を得る必要があり、実際の運転開始時期は見通せない。

 10日は中国電の北野立夫常務が申請書を提出。規制委側が「2、3号機の審査の優先順について要望はあるか」と聞いたのに対し、北野氏は「2号機優先が結果として早道になると考えている」と答えた。

 島根3号機は、出力が国内最大級の137万3千キロワット。中国電によると、本工事は18年に開始し、9割以上を終えていたが、東日本大震災と原発事故の影響でストップ。25年に事故を踏まえた原発の新規制基準が施行され、地震や津波、炉心損傷事故への対策強化を求められていた。

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