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【クローズアップ科学】宇宙飛行士・金井宣茂さんに聞く 現場では「何でも屋」、協調性が日本人の長所

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【クローズアップ科学】
宇宙飛行士・金井宣茂さんに聞く 現場では「何でも屋」、協調性が日本人の長所

宇宙飛行士像について語る金井宣茂さん=東京都千代田区(桐山弘太撮影) 宇宙飛行士像について語る金井宣茂さん=東京都千代田区(桐山弘太撮影)

 国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在し、6月に帰還した金井宣茂(のりしげ)さん(41)。念願の初飛行を終えた今、宇宙飛行士という仕事の魅力や日本人の役割について、どんな思いを抱いているのか。率直に語ってもらった。

 --宇宙飛行士はどんな仕事でしたか

 「思っていた以上に、何でも屋ですね。実験だけでなく物が壊れたら直さないといけないし、船外活動もやる。ロボットアームも動かす。トイレの修理とか結構、泥臭い仕事も多い。スーパーヒーローのように見られるが、もっと現場が理解されていいのかなと。言われたことをやるだけでなく、こうしたいなどと相談しながら進めるのは面白い」

 --世界の中で日本人飛行士の位置付けは

 「正直、異質とみられているのは感じます。自分よりも他人を立て、意見をまとめるような特有の協調性とか。控えめで主体性がないと思われがちで、思うように物事が進まないと感じることもある。ただそこはコインの裏表で、考え方次第。私は長所だと思う。国際協力による宇宙飛行は、さまざまな文化が関わることで強固になる。世界各国が、こうした日本人の参加に価値を感じている」

 --日本人が世界に追いついていない点は

 「数ですかね。宇宙滞在の合計時間は世界3位だが、人数は歴代わずか12人。一人一人の経験は深い一方で、もし一人が抜けると、ポンとその分の蓄積がなくなる。人数がいるのは強いことと感じます」

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