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【原発最前線】モニタリングポスト撤去方針で荒れる住民説明会 試される規制庁

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【原発最前線】
モニタリングポスト撤去方針で荒れる住民説明会 試される規制庁

原子力規制庁が開いたモニタリングポストの配置見直しについての住民説明会=7月28日、福島県会津若松市 原子力規制庁が開いたモニタリングポストの配置見直しについての住民説明会=7月28日、福島県会津若松市

 東京電力福島第1原発事故後に福島県内に設置した放射線監視装置(モニタリングポスト)の配置の見直しを進める原子力規制庁が、住民説明会で批判の矢面に立たされている。今年3月、線量が低下している避難指示・解除区域外のモニタリングポストを平成32年度末までに撤去する方針を示したが、説明会では「安心のよりどころになっているのに」と不満が噴出。東電に「住民と向き合う姿勢」を求めてきた規制庁が、今回は同じ課題を突きつけられているようだ。(社会部編集委員 鵜野光博)

「撤去反対」の4時間

 7月28日、福島県会津若松市の市文化センターで開かれた住民説明会。市民49人、市外から1人の計50人が参加し、当初2時間と見込まれた開催時間は4時間近くに及んだ。

 「撤去の方針を出すに当たって、住民の声を聞いたのか」

 「福島第1原発の廃炉作業中に、また事故が起きる可能性はないのか」

 「また事故が起きた場合、モニタリングポストがなく、線量が高いことが分からずに過ごすことになる私たちのことを考えているのか」

 「夜中に地震があっても、近くのモニタリングポストを見に行けば安心できる。何かあっても、モニタリングポストがあるからすぐに逃げられる。モニタリングポストは現状維持をお願いしたい」

 出された意見はすべて「撤去反対」だった。

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