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【科学】洞窟だけで暮らすアリ 沖縄で新種発見

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洞窟だけで暮らすアリ 沖縄で新種発見

沖縄県の洞窟で発見された新種の「ガマアシナガアリ」(研究チーム提供) 沖縄県の洞窟で発見された新種の「ガマアシナガアリ」(研究チーム提供)

 洞窟の中だけで生息しているとみられる新種のアリを九州大などの研究チームが沖縄県で発見した。

 餌が乏しい洞窟内でアリが社会を維持するのは難しく、発見は国内初で、世界でも2例目。ニュージーランドの専門誌電子版に発表した。

 アマチュア研究家の名嘉猛留(なか・たける)さんが同県中城村の小さな洞窟で採取。九州大総合研究博物館の丸山宗利准教授(昆虫学)との共同研究で新種と分かった。沖縄の方言で洞窟を意味するガマを冠して「ガマアシナガアリ」と命名した。

 体は薄い黄色で、体長は8ミリ程度。目が小さく、脚と触角が長いなど洞窟で暮らす生物の特徴を持ち、周辺の森林では見つからなかった。洞窟内の割れ目に巣があり、コウモリの糞(ふん)を食べているとみられる。

 丸山准教授は「生息数は少ないとみられ、慎重に生態を調べたい」と話す。

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