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【話の肖像画】原子力規制委員会前委員長・田中俊一(5)「自分の言葉」で語れる子供を

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【話の肖像画】
原子力規制委員会前委員長・田中俊一(5)「自分の言葉」で語れる子供を

山荘の裏に流れる沢で=福島県飯舘村(鵜野光博撮影) 山荘の裏に流れる沢で=福島県飯舘村(鵜野光博撮影)

 飯舘村だけで福島県の10%に当たる220万体のフレコンバッグがあります。それを村の長泥(ながどろ)行政区に運び込み、湿地帯の上にかぶせ、土壌改良して、良質の畑として再生させたい。環境省の提案に乗る形ですが、これはぜひとも成功させたい。長泥区の鴫原(しぎはら)良友(よしとも)区長とは、福島第1原発事故直後に除染で村に入った頃から連絡を取り合っています。

 〈原子力規制委員会委員長時代の5年間で、国会の委員会への出席は250回に及んだ〉

 激務だったといわれますが、そういう仕事との出会いもよかったんじゃないかと思っています。50歳を過ぎてからは、自らの選択ではなく、成り行きで与えられた仕事をするという人生を過ごしてきました。研究からはだんだん遠ざけられて、マネジメントみたいなことばかりになりましたが。

 飯舘村の復興アドバイザーの任期は2年で、その後は未定です。ある程度方向性が出たら、それ以上は村民に自分たちでやってもらうしかないでしょう。自分がずるずるやっても意味はない。私も年ですから。この間も、昔の仲間がここに集まって日中はバーベキューをやり、夜は酒とともにさまざまな意見を交わしました。皆さんが来てくれるうちはいいですよね。でも、そんな生活は2年かな、とも思います(笑)。(聞き手 鵜野光博)=次回は星稜高野球部元監督の山下智茂さん

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