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次世代加速器ILC建設の是非、来月審議開始 学術会議が検討委設置

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次世代加速器ILC建設の是非、来月審議開始 学術会議が検討委設置

次世代加速器の審議開始について記者会見で説明する日本学術会議の山極壽一会長=26日、東京都港区(伊藤壽一郎撮影) 次世代加速器の審議開始について記者会見で説明する日本学術会議の山極壽一会長=26日、東京都港区(伊藤壽一郎撮影)

 日本学術会議は26日の幹事会で、次世代加速器「国際リニアコライダー(ILC)」を日本に建設することの是非を審議する検討委員会の設置を決めた。文部科学省の依頼を受けた措置で、8月上旬に審議を開始する。審議結果を踏まえ、政府は年内にも建設の是非を最終的に決定する。

 学術会議は、平成25年にもILCの是非について審議を行い「厳しい財政環境で時期尚早」との見解を発表。今回が2度目の審議となる。

 記者会見した山極壽一会長(京都大総長)は「前回審議した際とは計画内容も社会情勢も変わっている。学術的意義や学術研究全体における位置付けなどについて早急に審議を進める」と述べた。

 ILCは素粒子同士をほぼ光速で衝突させ、宇宙誕生直後の超高温を再現し宇宙の成り立ちを探る施設。日米欧が建設費用を分担し岩手・宮城両県の北上山地に建設する構想を物理学者の国際組織が進めている。

 前回の審議時は施設の全長が30キロで、約1兆1千億円に上る総建設費が課題となった。国際組織は昨年、計画を見直し全長を20キロに縮小した。

 これを受け文科省の有識者会議が新計画の妥当性を検証。科学的意義を認める一方、最大約8千億円の総建設費について「国民の理解が重要」とする報告書を先週決定し、同省が学術会議に再審議を依頼していた。

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