産経ニュース

朝起きられない、夜元気…起立性調節障害 家族と学校の理解必要

ライフ ライフ

記事詳細

更新


朝起きられない、夜元気…起立性調節障害 家族と学校の理解必要

OD患者の体調サイクル OD患者の体調サイクル

 朝起きられず遅刻や欠席を繰り返すのに、夜には元気になる-「起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)(OD)」は思春期に多く、中高生の約1割が発症する病気だ。近年は認知度が高まってきたものの、周囲から「怠けている」と誤解され、ストレスで病状が悪化、不登校に至る患者や、追い詰められる保護者も多い。適切に対応するには、まず病気への理解が大切。専門医らの話を聞いた。(藤井沙織)

                   ◇

 目まいと頭痛

 「ODの症状は、体を環境に適応させる自律神経の調節がうまくいかずに起こります」。解説してくれたのは、「ゆきこどもクリニック」(大阪府八尾市)の神原雪子(かんばら・ゆきこ)院長。自律神経の機能が悪くなると、体を活性化させて血圧を上げる「交感神経」と、体を休めて血圧を下げる「副交感神経」のバランスが崩れ、睡眠リズムや血圧などに影響を及ぼすという。

 特徴的な症状である朝の体調不良は、血圧が上がらず脳血流を維持できないために起こる。だが午後からは交感神経が活性化して夜には最高潮になり、寝付けないため夜更かしして、ますます朝起きられないという悪循環に。病名に「起立性」とあるように、立ち上がったときに脳血流が低下し、目まいや頭痛などの症状が起こったり悪化したりするのも特徴だ。

続きを読む

このニュースの写真

  • 朝起きられない、夜元気…起立性調節障害 家族と学校の理解必要

「ライフ」のランキング