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美術館で展示物の撮影OK? いまや「見る」と「撮る」時代…スマホ普及で変化する鑑賞環境

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美術館で展示物の撮影OK? いまや「見る」と「撮る」時代…スマホ普及で変化する鑑賞環境

米ワシントン・ナショナル・ギャラリーでフェルメールの絵画などを撮影する女性。欧米の主要美術館の多くは、フラッシュ禁止で撮影を許可している 米ワシントン・ナショナル・ギャラリーでフェルメールの絵画などを撮影する女性。欧米の主要美術館の多くは、フラッシュ禁止で撮影を許可している

 スマートフォンとソーシャルメディアの普及は、美術館に大きな変化をもたらしている。主に著作権保護を理由に禁じられてきた展示物の撮影は近年、状況に応じて許可されるようになり、短文投稿サイト「ツイッター」や写真共有サイト「インスタグラム」などSNS(会員制交流サービス)を通じた画像の拡散、共有も盛んになった。「見る」と「撮る」が美術館や展覧会の中で共存する時代、私たちの鑑賞体験はどう変わっていくのだろうか。(黒沢綾子)

撮影イベント開催

 6月下旬のある夜、閉館後の森美術館(東京・六本木)で、インスタグラマー(影響力のあるインスタグラムのユーザー)を招いた撮影イベント「#empty(ハッシュタグ・エンプティ)」が開かれた。エンプティとは「空っぽ」。一般客のいない展示空間で自由に撮影、インスタグラムに投稿してもらう企画だ。2013年に米メトロポリタン美術館で最初に開かれたのを機に世界各地の美術館に広がり、日本でも森美術館で昨春、初めて開催。美術館とSNSとの積極的な連携例として注目された。「美術館として社会の幅広い層にアートと出合う場、アートを介した交流の場を提供しようという取り組みの一環。展覧会の広報宣伝が主目的ではない」と広報担当の洞田貫(どうだぬき)晋一朗さんは話す。

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