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【原発最前線】「審査の滞りは迷惑」「高速炉の廃炉は不安」 福井の首長と規制委が意見交換抄録

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【原発最前線】
「審査の滞りは迷惑」「高速炉の廃炉は不安」 福井の首長と規制委が意見交換抄録

意見交換する西川一誠福井県知事(左)と更田豊志原子力規制委員会委員長=6月18日、東京都港区 意見交換する西川一誠福井県知事(左)と更田豊志原子力規制委員会委員長=6月18日、東京都港区

 「規制委の審査が滞っていることに、地元は大いに迷惑している」。廃炉作業が7月下旬に本格化する日本原子力研究開発機構の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の地元、福井県の自治体首長と原子力規制委員会との意見交換が6月中旬から下旬にかけて行われ、首長からは厳しい言葉が更田(ふけた)豊志委員長に投げかけられた。もんじゅのほかに関西電力、日本原子力発電の原発もある「原発銀座」の不満と期待。発言内容を抄録する。(社会部編集委員 鵜野光博)

「地方の体制強化を」

 意見交換は、6月18日に都内で西川一誠知事と、同30日に福井県敦賀原子力防災センターでもんじゅの半径30キロ圏内の市町との間で行われた。もんじゅが立地する敦賀市の渕上隆信市長は18日に参加予定だったが、早朝の大阪北部地震の影響で欠席した。

 西川氏は冒頭に5つの意見を更田氏に表明した。  (1)規制委のもんじゅ廃止措置安全監視チームは12人で、うち現地は1人だけ。チーム員を敦賀に移し、監視体制強化を(2)約1千人の規制庁職員のうち、発電所を現地で監視するのは約150人。東京から大幅に人員を現地へ異動すべきだ(3)規制委が新規制基準「合格」について「必ずしも100%安全を保障するものではない」としているのは、国民に十分理解されていない。原発の安全について国民によりクリアなメッセージを発信すべきだ。

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