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「この世は地獄」…だからプロジェクションマッピング法要 これこそ本来のお寺の姿?

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「この世は地獄」…だからプロジェクションマッピング法要 これこそ本来のお寺の姿?

町屋光明寺の「プロジェクションマッピング法要」のワンシーン。物語は本堂いっぱいに映し出されたのどかな現世の光景から始まる 町屋光明寺の「プロジェクションマッピング法要」のワンシーン。物語は本堂いっぱいに映し出されたのどかな現世の光景から始まる

 気楽には足を踏み入れられない厳かさ。そんなイメージのあるお寺の法要が現代的なテクノロジーを用いてデジタル世代の若者にも親しみやすく変化している。コンピューターグラフィックス(CG)の映像をお堂の空間いっぱいに映し出し、仏の世界観を伝えるのは、東京のとあるお寺。厳かさとは一線を画す異彩の法要だが、実は最新を取り入れることこそ、お寺本来のあり方に近いのだとか。なぜか。

地獄と極楽浄土

 東京の下町・荒川区にある町屋光明寺。その本堂は、内陣よりも参詣席を広くあつらえた、浄土真宗寺院のスタイルにのっとった一般的な造りだ。中央には鎌倉時代初期彫像の阿弥陀如来立像が厳かに安置されている。

 ところが月に1度の「プロジェクションマッピング法要」では、本堂が一転、劇場に変わる。

 関東圏のお盆入り間近の7月10日、町屋光明寺を訪ね、この最新の法要を体験した。

 建物の壁面に映像を投影するのが、プロジェクションマッピング。町屋光明寺で本堂の床や壁をスクリーンに、色を埋め尽くすようにして流すのは、「地獄と極楽浄土」をテーマにした物語だ。まずはのどかな生(せい)を思わせるシーンから。床一面に咲く色とりどりの花々、葉を揺らして壁で波打つ森の木々。鳥のさえずりのBGMも加わって、自然と共存し、人生を謳歌(おうか)するイメージがふくらむ。

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